《異世界は現実だ!》先住民族追放運で地上なのだ!
第ニ章
第31話、先住民族追放運で地上なのだ!
僕はその後三日ほど村でお世話になった。特に何をしたと言うわけではないがシチホダを討伐したことによって謝會などを開かれたりした。すっきりはしないな、やはり。それでもかなり謝されるので波に乗った。
そして僕は今日、この村を出ることをワンストさんに言った。かなり殘念がってたが僕がゲートをっておいたので気が向いたら來る、という話をするといつでもくるようにと言ってくれた。そして村を出る。
今度はしっかり一番ここから近い街の名前と距離、方角を聞いておいた。目指すべきは海岸沿いの港町"ニアー"。ここから距離にして八十キロ。幽霊が出るそうだ。
まあそんなことは置いといて、まずは地上に出て目的地を目指すことにした。
お禮を言い村を出る。最後に先住民族追放運の話を聞かされた。
先住民族追放運。それは各地で広まりつつある差別運である。それはほとんどが貴族や王族のものが仕組んでいるものらしい。目的はよくわかっていないが、一番の理由は國は先住民族が領土にいる場合には多なりとも補助金を払わなければいけないらしい。その補助金は貴族や王族などの財力があるものの金から払われるらしく、それが嫌で追っ払っていると言うことだ。他にも目的があるそうだが、噂だけで本當の理由はまだわからない。何か世界規模ですごいことをやろうとしているのかもしれないとも言われた。とにかく気をつけるようにとのことだった。
一応気をつけよう。変なことに巻き込まれても嫌だしな。でももう巻き込まれてるか。この世界に來てからずっと。
そんなことを考えながら地下都市を後にする。
地上に出ると太がギラギラと照らしてくる。地下にいたからかなり眩しい。目を開けてられない狀況をしばらく続けていると橫から何かく音がした。頑張って目を開けるとそこにはゴブリンがいた。地下のゴブリンよりは大きい。レベルはさほど変わらない。あれが乾燥ゴブリンか。僕は攻撃はせず目を慣らしていた。
三十分ほどするとだいぶ慣れ、歩き出した。北に八十キロ。なかなかの距離だが問題ないだろう。なんせ僕はあの死闘を乗り越えたのだ。あれほどのピンチはなかなかないだろう。そう思い砂漠を進む。サボテンを食べながら時々乾燥ゴブリンを倒してファイヤーで焼いて食べたりしながら進んだ。そして二日と半日ほど歩いた時ー
「海が見えた!」
次の目的地ニアーが目の前に迫ってくる。新しい冒険の始まりだ!また新しい章が幕を開けようとしていた。
2章完結です。
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