《異世界は現実だ!》破壊で回復力なのだ!

第五章

第104話、破壊で回復力なのだ!

ーあきら方面ー

中將人形との戦いは熾烈を極めていた。中將人形は僕の魔法や剣をけ止める。僕はかなりの劣勢だった。結界を張ってもすぐに破られてしまう。打開策は見つからず守りに徹していた。

カルナさん達の戦いは遠くから聞こえるがあちらも苦戦してるみたいだった。ガガさんであろう戦いは一度間があったと思えば先程よりも威力を増し攻撃を仕掛ける。大きな音を立てていた。他に聞こえる音といえばそこら中で聞こえる金屬音。まだ城下町も 鎮圧できていないらしい。

はっきり言って僕もこの狀況下での勝率はほぼ皆無。カプスの話を聞く限り、人形には力の上限はない。恐らく核を砕くか命令を解かれなければ僕を殺そうと追いかけてくる。長期戦になる程僕の戦況は悪くなっていく。なるべく短期戦にしたい。だがまだ人形の手のの全容がわからない以上あまりけない。ほとんどは剣でやっているようだがもしこれで攻めて魔法でも使ってこようものなら対処は難しい。が、守ってばかりだと本當に負けるのでこちらも仕掛けてみることにした。一度結界をりその隙に"ファイヤーボム"を作り出す。そして結界に手を取られてる隙に瞬時に後ろに回り込み打つ。その後後退する。

そうして相手の出方を見ることにした。

"ファイヤーボム"はしっかり人形の後ろを捉え発する。ものすごい音がし風によって後退するのも楽だった。煙が立ち視界が悪い。そして煙が晴れてくる。今の発で腕の一本ぐらい壊れてないかと期待したが甘かった。確かに発で腕はなくなったみたいだった。しかしすぐに接著が完了し元に戻る。回復力も高い。でも分かったことも多い。核の位置だ。恐らく今飛んだ右腕に核はない。あの時一瞬だが背中を捉えた弾をわしきれず右腕でけている姿が見えた。ということは背中周辺が怪しいということだ。左に剣を持ってるから武を守ったのかもしれないが。剣はどうやら人形ではないみたいだ。僕が結界で守った後、刃こぼれが出來ていた。剣は直せない。ということは剣から潰すのが最適か?と思ったが多分剣がなくてもこいつの場合全が武なんだと思った。一度剣で右手を狙った。その時當たったは鉄のような度だった。"ファイヤーボム"の威力は普通に鉄を壊すほどだから腕も飛ばせたのかもしれないが剣ではそこまで武力値が高くないため両斷はできない。人形は剣がなくなれば防に徹するだろう。そうすれば右手に核以外に集中させ僕の力切れを狙うはずだ。まあだとしても剣を潰すのが先かと思った。

回復が終わるとあちらから飛び込んでくる。僕はその一瞬で"ファイヤーボム"を一個生し後ろにオーク五を魔力なし召喚。その時気付いた。勝利の糸口が。もしかしたら!希が湧いた。

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