《創造のスキルとともに異世界へ》二度目の異世界
「終わるのってあっという間だなー。」
「ああ、それわかるわ、めっちゃわかる」
部屋の一つ一つにテラスが付いているという高級ホテルに今俺と亮がいる。
大きな窓が付いていてその隣に扉がある。
そこからテラスへ出ると一つの丸いテーブルと二つの椅子が向かい合って置いてある。
で、現在俺たちはそこに座って會話をしているわけですが、、、、
「ねぇー!聞いてるんですかー!?聞いてるんですよねー!?」
「、、、、うるさいな。」
「、、、、ごめん、おれもおもってしまったよ、、、」
「いや、その想が正しいんだ。今までのお前がしおかしかったんだ。」
「こりゃし自分を見直したほうがいいかもしれないな、、、」
「そうしてくれ、、、」
「ちょっとー!無視しないで下さいよー!」
修學旅行の最後の日に素晴らしいホテルに泊まらせてくれて、ここまで景の良い場所を取ってくれて、夜空はとても綺麗で夜の街といいコラボレーションをしている。
これで靜かだったらマジでよかった、、、こいつがいなければ、、、な、、、
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「ゆーうーいーちーさーん!!私の話を聞いて下さいよー!」
こいつが、、、こいつがいなければ、、、
「いい加減に反応して下さいよー!」
「うーるーせー!!!!」
「わぁ!?」
俺がいきなり怒鳴ったから驚いて転んだようだ。
「い、いきなり怒鳴らないで下さいよぉー、、、びっくりしたじゃないですか、、、」
「怒鳴らせたのはお前だろ!さっきからずっとうるさくしやがって!」
「だって、反応してくれなかったんだもん!」
「何が、だもん?だぁ?!ふざけんなよ?!場所と雰囲気考えろよ!」
「むぅー、、、、あ、そうだ雄一さん!そっちの部屋行っていいですか?」
「ふざけんな!」
俺はこのうるさい、、、葉に怒鳴る。
「えー、いいじゃないですかぁー!」
「よくねーよ!?學校のルールあるだろうが!」
「そんなの知りませんよー」
「知ってなきゃダメだよ!?お前生徒會だろうが!」
「むぅー、、、」
口を膨らませてもダメ!お前が部屋にってるとこ誰かに見られたら俺が殺される!
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「とにかく!お前もはやく寢ろよ!」
葉との會話をなんとか打ち切り自室へ戻る。
「お前もモテモテだなぁ雄一。」
「うっせ。あんなのにモテても嬉しくねえょ。」
途中ステファン思い出したわ。
部屋にってからも外が多うるさかったけどしっかり寢れたから大丈夫。
バスに乗り、しばらくして空港に著き、飛行機へ乗り込む。
その間ずっと葉は頰を膨らませたままだった。
え?もしかして昨日ずっとあのままんでたの?マジ?
「なあ葉、、、お前もしかして、、、」
「知らない!雄一さんなんてどこか言ってしまえばいいんです!」
あ、怒ってますねー、、、ずっと居たんだー、、、逆にすげーな、、、
「葉さん、、、いくら雄一でもあんなにされたらねれないですし無視もしますよー、、、」
「亮くんも昨日寢てましたよね?」
「ぐはぁ、、、!」
「亮くんももう知らない!」
「あ、、、、」
「亮もおつかれ。」
「友よ、、、俺はもう無理かもしれん。」
「同じく友よ、、、俺はあいつから解放されたから気が楽になったぞ。」
「、、、あれでもか?」
「、、、ですよねー、、、」
俺らが話している場所から右斜め後ろ、、、柱のからひょっこりと顔を出している葉、、、
「こんなことで隠蔽スキル使うなよ、、、」
これは無視が一番だな。
「なあ、、、本當に無視していいのか?」
「話しかけたらあれだぞ?どちみち無視しか選択肢ないって。」
「そっかぁー、、、」
ま、どうすれば機嫌が治るかはわかってるんだけどな。
葉の視線はさっきからある場所に目が行く。
そう、食べ屋だ。
飯おごれば簡単に機嫌を治すだろう。
だが、機嫌な押されたら治されたでまためんどくなるから放置、、、と言うことだ。
亮はまだ気がついてない、、、?
「飯おごったら機嫌治るんだろうけどさ、、、」
気がついて居たのな、、、もう頭悪い天然キャラ使わんの?、、、
「いいか、亮。絶対におごってはいけないぞ。おごったら負けだ。」
「わかった、友よ、、、」
亮が目を覚ましてくれて本當に良かったよ、、、いや、今まで周りに合わせていただけなのかもしれないな。
あれから葉は無視し続け、飛行機に乗り、今ようやく日本に著いた。
もう夜だ。
空港からバスに乗り、そのまま學校へ向かう。
學校に著けばそのまま現地解散、、、とは行かず、それぞれの生徒にタクシーをつけさせる。
なんとも金持ちの學校だな。
考えたことあるか?一人一人にタクシーつくんだぜ?やばくね?
「皆、気をつけて帰るように!それでは解散!」
何回目の解散だろう、、、って気をつけるも何もタクシーなんですけどぉー!?
結局タクシーに乗り家に著く。
俺的には現地解散して友達と喋りながら帰るってのが良かったのにこれじゃあその會話もできない。
「まあ、、、いいか。楽しかったし。」
俺は家の前でしばらく自分の家を見上げる。
「本當に楽しかったなぁ、、、」
今回の修學旅行は一週間だったろうか、、、楽しくて早く時間が過ぎたじがするな。
「やっぱりあいつらは心配だな、、、」
なんだろうな、、、前まではこっちに帰って來たかったのに今は向こうの世界に戻りたい、、、楽しかったんだろうなぁ。
「、、、行くか、向こうの世界へ、、、」
考えることは何もない。
修學旅行は楽しんだし、向こうで何年過ごそうがこっちでは1秒も経ってない。
なら行こう。
変なこと考えてるよりもさっさと行って、あいつらの顔見て安心しよう。
ただの自己満足だが関係ない。
やりたいことはやる、それが俺だ。
ならばこんなこと考えてないでさっさと行こう!
決意?した俺は家の中にり、旅行で使った鞄を適當なところに置き、新たに荷をまとめる。
「なんだろ、、、持って行くものがないぞ、、、」
実際作れば全て解決するし、飯にも困らない。
「、、、、あ、そうだスマホ持ってこ。」
もうこれしか持ってくものないからこれ持ってく。
充電なんてSPで供給すればいいだろ。
「うん、、、鞄いらないな、、、、、、よし行こう!」
スマホをポケットの中にれて家を出て鍵をかける。
「どこかいいとこないかなー、、、」
ゲートや転移のスキルを使うとまたあの白い扉が出てくるだろう。
しかし、あれはかなり大きいし放つが半端ない。
他の人間に見られるといろいろめんどいのでどうすればいいかなと考えたら、、、
「海がいいな、、、」
と言う結論に至った。
「スキル、テレポーテーション。」
スキルで海の浜辺へ飛ぶ。
「テレポートいらねぇーよな、、、これ。」
テレポーテーションのスキルは飛ばすものを指定さえしてしまえば自分だろうが相手だろうが飛ばすことができる。
つまり、自分1人だけしか飛べないテレポートより、範囲で飛ばせるテレポーテーションの方が圧倒的にいい。
「ま、いいか。SP消費量はテレポートの方がないし、、、」
ってこんなこと考えてないでさっさと行くか。
「スキル、ゲート、異世界転移。」
今回は座標指定のスキルは使わない。
目の前に現れた白い門を目にする。
「2回目だな。」
もう一度向こうへ行って、今度は何をしよう。
俺のやりたかったことは一つしかない。
それはフィルやリク達が安全かどうか確認することだ。
「さて、行くか。」
「何処へですかー?」
「ん?ああし異世界へ、、、、、、ん?」
今のって誰?
俺はもちろん聲の主が誰か確認するため聲のした右方向を見る。
「葉、、、、」
「はい、葉でーす。」
「何で來た?」
「そりゃ、俺たちの友人が勝手に異世界に行くんだから見張り役としてついていかないとな。」
「亮、、、」
「ま、雄一1人に行かせると心配だからついて行ってやるよ。」
「なんだそりゃ、、、」
「正直に行ってしまえば、ただ単純に雄一さんについて行きたいだけですよー。」
「葉さん、それ言わない約束じゃ、、、」
「えー、いいじゃないですかー。」
「何のための約束だったんだか、、、」
「それより早く行きましょー?」
「、、、そうだな、、、行こうか!」
「了解です!」
「おうよ!」
仲間ってこう言うなのかな、あいつらとはまた違う仲間。
大きな借りができたよ、この2人には。
そして俺たちはゲートにって行った。
「わぉ、すげーもん見たわー。こりゃ羽村に行った方がいいじゃないか?」
「もう1人ゲートを使える奴がいたってな。」
白い門をくぐり抜け、俺は再び、葉と亮は初めてこの世界を、目にする。
「ここが雄一さんの転生した異世界ですか、、、」
「俺のいたところとあんま景変わんないな。」
「私もですよー。」
「エスティール王國に飛んでくるとは思わんかったわ、、、」
現在俺たちが立っている場所はエスティール王國の門の前。
「ってみる?」
「そりゃるでしょ。ここにいてもしょうがないだろ?」
「そうだな。」
ることが決まったので門番に話しかける。
「エスティール王國にりたいんだけど。」
「では國許可書かギルドカードを。」
「了解。」
ギルドカードを持っているからそれを見せる。
「ふむふむ、、、江藤雄一、、、、、、、、江藤雄一!?」
「ん?なんかあった?」
「雄一さん!?あの江藤雄一さんですか!?」
「そうじゃなかったらそのギルドカード持ってないけど?」
「そうですよね!そうですよね!いやーよくぞお戻りにられた!さ、どうぞ!通ってください!」
「おう、、、ありがとう、、、ところでさっきから騒がしいがどうしたんだ?」
「はい!それはですね、勇者一行が魔王を倒されたんです!そのための祝いが行われています!」
魔王を、、、、倒した、、、、!
勇者?、、、、ってもしかして、、、!
「亮、葉、ちょっと見に行くぞ!」
「わかった。」
「わかりました。」
王國の広場にて
「やっぱりか、、、、魔王を倒したのはあいつらだった。」
祭壇に上で讃えられて9人を俺は見る、そして自然と笑みがこぼれる。
一週間ほどしか経ってないのに懐かしく思える。
柊木勇者一行。
柊木、リク、ガレアス、ルーク、カクト、ステファン、ミーフィア、エルネシア、フィル。
まさか魔王を倒してるなんて思わなかった。
それにリク達はフィル達と合流したのか。
こりゃー運がいいわ、俺。
みんなの顔見れた。
しかし気のせいか?みんな大人っぽくなってるぞ?特にフィルなんて可いの子ではなくの人だ。
見間違いか?
いや、、、、
「これが時間のズレか、、、」
多分こっちの世界はかなりの時間が経ったのだろう。
「會いに行かなくていいのか?雄一。あの人たち仲間なんだろ?」
「よくわかったな。」
「お前の表見ればわかるさ。」
「そうか、、、、でも、會わない方がいいだろう。」
「なんでですか?」
「そんな気がする、、、ただの、それだけ。」
「なんじゃそりゃ。そんなんで決めていいのかよ!」
「そりゃダメだよ、、、でもなんかダメな気がする、、、それにこっちと向こうと時間のズレがどれだけのものかわからない。」
「、、、、まあ、そういうことにしておいてやるか、、、」
「、、、ありがとう。」
「さてと。國王に挨拶だけして行くか。」
一瞬ステファンと目が合ったような気がしたけど気のせいだろう。
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