《死神と呼ばれた殺し屋は異世界に》第22話 サバイバル

「なぁ叡知ウィズダム、こっちの方向で合っているんだよな。」

『ええ、あっています。』

夜神 祐は森の中を歩いていた。

今、一番近い街に向かっているが、いくら進んでも見えるのは木、木、木、木ばっかりだ。方向覚がおかしくなりそう。

すると、気配察知のスキルが反応する。前方向からくるし追っ手の可能は低いから魔か。しかも一匹二匹じゃなく群れだな。

「形狀フォルム・銃ガン・創造クリエイト」

そして、ついに魔が姿を現した。黒の狼。

確か名前はブラックウルフだっけ。引き金を引き、

襲いかかる魔を次々と撃ち抜いていく。

ウォフ!ウォッ

次々と倒れていく。しかし弾數は7+1の合計8発。そして、貫通力より與える威力重視だから弾丸が貫通して二匹以上倒すことは期待できない。

八匹倒せるかどうか。そして、弾が切れた。

「形狀フォルム・弾倉マガジン・創造クリエイト」

弾丸りの弾倉も造ることができることを知ったときは驚いた。まぁそこら辺の境界線は分からないから

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とりあえずできて良かったと思うことにした。

弾倉を素早く裝填して、後ろに退き距離をとりながら無駄撃ちしないよう引き金を引く。

そして、最後の一発。弾丸が見事に眉間に命中し、

その場に倒れる。

ウォ!

後ろから何匹かの狼が襲う。が、それは気配察知で

すでに気づいている。裝填している暇はないからで対応する。

銃を解除し、すぐさま振り向く。それと同時に蹴りを繰り出す。顔を歪める狼に不細工だなと心の中で呟きながら。

「形狀フォルム・短剣ダガー・創造クリエイト」

右手に短剣を創造する。近づく狼をスパッと背中を斬り、もう一匹はを突き刺し、引き抜く。さらに斬り殺して、やがて森の中に鮮の沼とたくさんの狼の死ができた。

短剣を解除する。で彩られた手を見る。しかし何もじない。いや、それが俺だ。殺しても心を痛まない。それが俺なんだ。

でも流石にの臭いが強くなるといけないから速く洗い流したいな。いやそれより先に魔石を剝ぎ取らないと。

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「形狀フォルム・ハンティングナイフ・創造クリエイト」

して、や骨、皮、そして魔石を剝ぎ取る。

綺麗なアメシストのような魔石だ。

そういえばどうやって運ぼう。これ全部はやっぱり運びきれないよな。

袋でもないかな。

『あ、私なら空間魔法でれられますよ。れられる制限はありますけど。』

まじか、叡知ウィズダム便利すぎだろ。

『ありがとうございます。』

……あれ?これ心の聲聞こえてるじ?

『はい聞こえています。』

「聞こえてたー!」

ついんでしまった。まぁ落ち著こう。じゃあとりあえず空間魔法、使ってくれ。

『分かりました。ストレージスペース』

すると、空中に青いゲートみたいなものが現れた。

これにれればいいのか。

とりあえず、と骨と皮と魔石を……。

そういえば、ちょっと実験してみるか。魔石を握りしめて。

「形狀フォルム・剣ブレード・創造クリエイト」

すると、魔石が割れ剣ができた。ちょっと切れ味を確かめるか。木を斬ってみる。

ザクッ

切れ味は普通だな。やっぱり同じスキルだし、あまり違いはないのか?いや、でも使用するMP量で切れ味や能は結構変わったな。魔石に含まれる魔力量の問題か。

いや、そもそも実験の目的は魔石の魔力で武創造のスキルは発するかの確認だしな。でもできたし、魔力さえあれば使えるのかな?いつかやってみるか。

まぁ魔石割れちゃったしこれは捨てておくか。

魔石は割れると値段が著しく下がるらしいからな。

魔石が高価な理由は含まれている魔力だからな。

割れて魔力が魔石から抜け出したらもうただの綺麗な破片だからな。価値がなくなる。もうアクセサリーの制作くらいしか使い道がない。

さて剣を解除する。そして、小さな粒みたいになり俺に吸い込まれていった。ふと気になりステータスを見る。

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夜神 佑

・職業 殺し屋

・種族 人間

・Lv.15

・HP 5000/5000

・MP 4510/4810(+300/+300)

・攻撃力 6250

・防力 3750

・魔法攻撃力 2500

・魔法防力 2000

・素早さ 5000

《魔法適

・闇

《スキル》

 Lv.Max

・剣 Lv.Max

・短剣 Lv.Max

・刀 Lv.Max

・槍 Lv.Max

・銃 Lv.Max

・弓 Lv.Max

・暗 Lv.Max

・投擲 Lv.Max

・気配察知 Lv.Max

・暗殺 Lv.Max

・隠 Lv.Max

・変裝 Lv.Max

・算 Lv.6

・料理 Lv.4

・闇魔法 Lv.3

《EXスキル》

・言語理解 

・武創造 Lv.Max(固有)

・時 Lv.5(固有)

    ┗加速時間Ⅱ━ 加速時間Ⅲ━加速時間Ⅳ━加速時間Ⅴ

    ┗減速時間Ⅱ━減速時間Ⅲ━減速時間Ⅳ

・死神 Lv.3(固有)

    ┗死神のベール

    ┗死神

《稱號》

・異世界人

・世界最強の殺し屋

・政府公認の殺し屋

・死神

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レベル上がってたのか。いや、それよりMPのところがなんか増えてる。やっぱり魔石の魔力が俺のものになったってことか。

さて、解を再開しよう。かれこれ約20匹くらいいるから結構大変だな。

◆◇◆

結構割れてる魔石多かったな。銃で撃ったから魔石に命中して割れたか。とりあえず無事な魔石とと骨と皮をあの青いゲートにれる。

ふう。とりあえず一段落したし、川を探しに行くか。

って、もう結構日が傾いてるな。立ち上がり、マップを見る。……見つけた。

左の方に走る。しかし、暗くなってきたな。あまり暗くなると進むのが大変なんだが。

◆◇◆

チョロチョロチョロチョロ…………………

川のせせらぎの音が聞こえる。近づいてきたか。

「やっとついたー!」

にしてもまだ夕日は見えるが、結構危ないな。速く洗うか。川に手をつけ洗う。でもの臭いが結構こびりついたな。

服は上のコートと靴を洗う。がついた範囲がそのくらいで良かった。でもとりあえず、街に著いたら服を買おう。

さて、次は飯だ。しかし、はいいが野菜がな。

『この近くに食べられる野草があります。』

ナイス叡知ウィズダム、さて、どんな野草?

『野草についての知識をインストールさせます。』

え、インストール、何それ?

『インストール完了しました。』

すると、頭の中に野草についての知識が流れ込んできた。やばい軽く頭痛する。……治まったか。まぁとりあえず食べられる野草は分かった。探すとするか。

◆◇◆

「ファイア」

手のひらの上に火が燃え上がる。拾った木の枝や葉に火をつけ焚き火をする。さて、とりあえず調味料ないし、とにかく焼いて食べるか。

にしても生活魔法って便利だな。多の水や火は出せるからな。さて、叡知ウィズダム、を出してくれ。

『分かりました。』

すると、青いゲートから大量のが落ちてきた。

……まぁ焼くか。木の板と石の板を用意する。

「形狀フォルム・包丁ナイフ・創造クリエイト」

そして、ナイフを作り出す。……ナイフも造れるって、結構武創造の汎用高いな。まぁいいや。

木の板の上にを乗せ切っていく。そして、石の板を組み立てて鉄板代わりにする。

ジューーー…………

まさか、こんなにサバイバルな生活を送るとはな。

まぁ火を簡単につけられるいいだけいっか。

食べきれないを青いゲートの中にまたれ、箸は、うん、余った木の枝でいいか。

ああ、いい臭いしてきた。そろそろ食べるか。とりあえず野草とを焼いてみたが、味しいかな。合わせて口の中にれる。

「旨っ!」

思わず口に出してしまった。歯応えもよく、が溢れ、案外野草の苦味と甘味がいいアクセントになる。

ああ、ご飯がしい。

すると、気配察知のスキルが反応した。

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