《死神と呼ばれた殺し屋は異世界に》第23話 エルフとの出會い
反応したのは1つ、魔か追っ手か、でも追っ手なら
多數で來る可能が高いよな。火がついているからここに來る可能は高い。準備はしておこう。
「形狀フォルム・短剣ダガー・創造クリエイト」
銃は殺傷が高いから撃ったら死ぬ可能がある。
もし追っ手の場合、これから何人追いかけるか、どうして一人で來たか。作戦の場合、知っておく必要がある。
……冒険者の可能もあるか?……いや、まずこんな森の中を夜に歩いているのが妙だ。クエストで來たのだとしても、もう、野宿をしている頃合いだろう。
……そもそもこの世界に冒険者っているのか?
いや、いるだろうな。魔がいるのだから。冒険者になろうかな。まぁそのくらいしか俺が金稼げる職業無いしな。
殺し屋は、そもそも殺して金るシステムがこの世界にあるのか?まぁいいやその前にそろそろ來るな。
立ち上がり、短剣を構える。
木と木の間から現れたのは…………?年は俺と同じくらいの、綺麗な長い銀髪のが現れた。すると、
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「我が魔力の源の火よ……」
いきなり詠唱かよ!とりあえず敵と見るか。
短剣を逆手に持ち、目の前に構える。そのまま素早く距離を詰め右腕の前腕を首に押し付けるようにそのまま地面に押し倒す。
すると、の髪が舞い上がる。すると、尖った耳が見えた。エルフか。人間じゃないなら追っ手の可能は低いな。短剣を解除する。
グゥ~~~~
「……腹……減ってるのか?」
腕を首から離すと、は首を縦に振った。俺はをとる。
「食うか?」
すると、恐るべき速さで駆け寄りを食べ、また恐るべき速さで俺との距離をとった。……小かよ。
「お前、エルフだろ?どうしてここにいるんだ。」
すると、驚いたようにを震わせた。紅い目が俺のことを見據える。
「どうして……分かった?」
「尖った耳が見えたから、というかこっちの質問に答えろよ。」
「……逃げてきた。」
「何から?そもそもエルフってフェーヤ大陸しかいないんじゃないのか?」
フェーヤ大陸はエルフの大陸のことだ。かな自然と聖樹と呼ばれる、エルフが産まれる前からある、天を貫くほどの大樹がある。
しかし、他の種族とは一切の関わりを持とうとしない鎖國國家の國。そもそも人間の大陸にいること自がおかしいのだ。
「それ、違う……この大陸……人間が多く繁栄しただけ。……他種族も……いる。エルフ、隠れ里……住んでた。」
めっちゃ片言だな。人間と話してないだけか。
そして、他種族も一応この大陸にいるのか。
「でもなんでその隠れ里ではなくここにいる?」
「……」
無言……か。
「まぁ話せないのならいい。」
「ううん。大……丈夫。……私疎まれていた。白い髪……紅い目、他のエルフとは……違った。」
先天白皮癥アルビノか。確かに疎まれるだろうな。
「それに……特別な……力……持っていた。爭い……呼ぶ……言われた。だから処刑……されそうだった。牢屋、囚われた。……魔力……封じられて……出もできない。……そんな時、隠れ里……見つかった。
人間……ってきた。……たくさんのエルフ……囚われた。私も。隠れ里……滅ぼされた。そして……その人間達……………私…………………殺した。」
最後の言葉が低く聞こえた。
「魔法で殺して、殺して、殺して、………その後分からなくなった。……自分が何なのか。恐怖で……、支配された。……とにかく、逃げて、逃げて、逃げて。」
「で、ここまで來たと。」
首を縦に振った。
「ところで、特別な力ってなんだ?」
「……ステータスオープン……」
すると、ステータスを俺に見せた。
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アルジェント・クレアーレ
・職業 創造魔師
・種族 エルフ
・Lv.31
・HP 2050/2050
・MP 8200/8200
・攻撃力 410
・防力 410
・魔法攻撃力 2050
・魔法防力 1640
・素早さ 451
《魔法適》
・全
《スキル》
・魔法発速度上昇 Lv.5
・魔法攻撃速度上昇 Lv.5
・魔法威力上昇 Lv.5
・魔法同時発 Lv.5
・算 Lv.3
《EXスキル》
・創造魔法 Lv.5
《稱號》
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うん、ちょっと待ってくれ。MPの値がおかしい。
それに創造魔法って何?
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スキル・創造魔法
効果・第X位階魔法までの魔法を創造することができる。
(Xはこのスキルのレベル)
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何か勝手に出たんだけど。
『私が出しました。』
……うん、もう々ありだな、叡知ウィズダム。
しかし魔法に関するスキル多いし、というか、創造魔法って特殊魔法でも創造できるのか。
『はい。』
……うん、よく知ってるな。
『世界中の図書館をかき集めても覚えられない知識も持っています。』
……うわまじか。ミステリア団長こんな持っていたのか。
「この……創造魔法で……疎まれてた。」
「そうか。」
「「……」」
何か急に無言になったな。こっちから話題振った方がいいのか。
「これからどうするんだ?アルジェント。」
「分からない。……あなたは?」
「あっちの街に行く。」
「何で?」
「理由は特にないな。とりあえず王國から離れたかった。」
「ついていっていい?」
「別にいいよ。」
「そう……ですよね。駄目……ですよね。」
ん?ちょっと待て、俺は別にいいと行ったんだが。
「いや、だから別にいいって。」
「無茶なお願い……して……すみません。」
「いや、だから別にいいよ。」
「はい。本當にすみま……今…なんて?」
「いや、だから別にいいよ。」
「いいんですか?」
「さっきからそう言ってるけど。」
すると、アルジェントの顔がパァッと明るくなった。
そして、いきなり距離を詰めてきた。
「本當にいいんですか!?」
「だからいいってさっきから言ってるよ。」
すると、アルジェントは泣いていた。
「いや、何で泣くの!?」
「すみま……せん。昔……から……何言っても……聞いてもらえなくて……無視とか……本當、當たり前で。」
「あ~もう泣かなくていいって。」
やばい調子狂う。……いや、俺の人生は初めて引き金を引いたときから狂っていたか。なんだろう。こう人に優しくするって。とても懐かしい、そんな気がする。
「でも、何で。」
「……似た者同士だから。」
「え?」
「気にしないでくれ。」
アルジェントも自分のを守るために初めて人を殺した。そして、そのことを後悔している。恐怖を覚えてる。俺と同じだ。だからかな。
「とりあえず、冷めたけど食べるか。」
「うん!」
久しぶりに溫かい食卓をじられた。
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