《死神と呼ばれた殺し屋は異世界に》第33話 一難去ってまた一難
「形狀フォルム・銃ガン・創造クリエイト」
とりあえず、近接で戦う場合はあの毒が厄介だから、銃での中距離~遠距離を基本とした戦闘となる。
「スキル発・隠」
サイレンサーをつけてあるから銃聲で隠スキルが解除されることはない。そして、またコカトリスの後ろに回る。
後ろは振り返らないかぎり見えることはない。だから、基本後ろからのほうが攻撃は功しやすい。俺の姿が見えなくなりあたふたしてるコカトリスを見ながら銃を構える。
しかし、あたふたしていているため、狙いが定まらない。いや、一度落ち著こう。コカトリスには俺の姿が見えていない。
だから攻撃はされない。それにずっと飛んだままというわけでもないだろう。必ず休憩を挾みどこかで著地をするはずだ。
そして、その瞬間はすぐにきた。羽のきが遅くなり、しずつ高度が下がっていく。今なら狙える。ここで撃ち落とすか。
約4発程連をする。すると、1、2発はコカトリスのに當たったが、殘りを避けられた。しかも、バランスこそ悪いが、撃ち落とすことはできなかった。
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おそらく、さっきのようなチャンスを狙うのは難しいだろう。コカトリスの警戒心はかなり上がっている。その証拠にきが大きくなっている。翻弄するつもりだろう。
この狀態で撃ったとしても、無駄撃ちになるだけだろう。……武を変えるか。
「形狀フォルム・AK-47・創造クリエイト」
機力を犠牲にするが、火力と連能力、程を上げる。とはいえ、いつもは拳銃のほうが攜帯しやすく、十分な殺傷能力があるため、そっちをよく使っている。
実際、いつもは機力重視で選んでいるからな。まぁある程度の距離からとなるとアサルトライフルやスナイパーライフルをよく使う。
まぁ、アサルトライフルだったら俺はAK-47をよく使う。理由としては俺はこの武に慣れているからだ。元の世界でもよく使ったしな。
さて、どこから狙うか。一度木に隠れて、木と木の間から撃つか。
すると、コカトリスは周りに紫の何かを口から出した。それはすぐに気化し、紫の煙となりコカトリスの姿を隠した。
十中八九、この煙は毒だろう。しかし、毒ガスなら吸わなければいい。息を止め、毒ガスの中に突っ込む。
「ぐはっ!」
すると、さっきの毒よりも強い痛みがを襲う。俺はすぐさま外へと出て自分のを確認する。すると、さっきよりも紫の毒がを蝕んでいた。
「減速時間Ⅳディセラレイトタイムクワドループル!」
すると、蝕むスピードが遅くなった。その隙にポーチから【狀態異常解除ポーション】を取りだし飲む。すると、その蝕んでいた紫の毒は何事もなかったかのように消えた。
何をしたかというと、自分のの時間を遅くしただけだ。
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スキル・時【減速時間Ⅱ~Ⅴ】
効果・自分のの時間の流れを遅くする。
Ⅱ→1/2
Ⅲ→1/3
Ⅳ→1/4
Ⅴ→1/5
その代わり、解除した時、急速に行速度が上昇する。
また、制限時間があり、それを過ぎたら強制的に解除され、急速に行速度が上昇する。
Ⅱ→2分
Ⅲ→1分30秒
Ⅳ→1分
Ⅴ→30秒
━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ 
一見すると、加速時間アクセルタイムのスキルのほうが強そうだが、減速時間ディセラレイトタイムで遅くなるのはの時間の流れ。
要するに、心臓やの流れるスピードが遅くなり、行速度が遅くなるわけじゃない。また、さっきのように即効の毒がにっても、減速時間ディセラレイトタイムにより、毒の侵食スピードも遅くなる。
遅くなってない行速度で、すぐに【狀態異常解除ポーション】を飲んで治すことが可能だ。
しかし、中にれないとコカトリスの的な位置、飛んでいるのかどうかも分からない。さっきので隠スキルも解除されたし、木の影にを隠しマップを狹めて、気配察知のスキルで見るか。
「フレイムボール」
「アイスボール」
「ストームボール」
「ロックボール」
「ライトニングボール」
すると、様々なの球が木と木の間から現れ、コカトリスに高速で向かっていった。アルジェントの魔法同時発のスキルだろう。
そして、紫の毒ガスはその球にかき消され、コカトリスの姿が見えるようになった。
コカトリスは上手く避けていくが、しずつ球の量が多くなり、逃げられる範囲もなくなっていく。しだが、被弾も増えていった。
俺は、コカトリスが球に注意が向いている間に橫に周り照準を合わせ、撃!コカトリスはいきなりの撃に対応できず、まともにくらいを流す。
そして、間髪れずに連する。たくさんの銃撃でコカトリスは更にを流し地に落ちた。更に連する。
コ、コケェェェェェェェェッッッ!
斷末魔を上げながらコカトリスはかなくなった。おそらくこれで死んだだろう。
さて、素材を剝ぎ取るか。
「アルジェント、素材剝ぎ取るぞ。」
「分かりました。」
そして、魔石を剝ぎ取り、皮や、などを剝ぎ取る。臓はちょっと毒がありそうだからやめることにした。 
そして、剝ぎ取ったあとは水源の浄化だな。
◆◇◆
水源は、もはや毒の湖と化していた。全て紫に染まっており、ボコボコと音を立てていた。よく見ると魚の死骸まで浮いていた。
速く浄化しないとな。袋の中からあの白いコインのようなものを、水源に向かって投げれる。そして、った次の瞬間、りだし魔方陣を発生させた。
すると、投げれた場所からきれいな水に浄化されていく。さらに何個も投げれると、水源は驚くほどり輝き、たくさんの魔方陣が発生した。
◆◇◆
はやがておさまり、水源は底が見えるほど澄んでいた。
「さて、クエスト終了っと。」
「じゃあ、戻りましょう!」
すると、急に空が暗くなった。大きな雲でも空にかかったか?そう思いながら空を見上げると、そこには雲などなかった。
緑の外殻に覆われた、そして、し赤がかかったような翼、ワイバーンの姿がそこにはあった。
ワイバーンは俺達の目の前に著地した。
「スキル発・隠」
すぐさま、アルジェントの手を握り隠で見えないようにする。そして、木の影に隠れる。
まだ持ってたAK-47で、ワイバーンに向かって連する。しかし、さっきのコカトリスとは違いやはり外殻は堅く、ダメージが通るには通るが微妙だ。
なら、短剣だったら簡単に弾かれそうだな。手數でどれだけダメージを與えられるか、そのほうが良さそうだな。
「形狀フォルム・雙銃ダブルガン・創造クリエイト」
「……アルジェント、魔法での援護を頼む。」
「分かりました。」
俺はアルジェントが詠唱を始めたのを確認したら、アルジェントとは逆方向に向かう。そして、二丁の拳銃の引き金を同時にひく。
そして、しだがが噴き出した。やはりダメージはっているのだろう。そうなると、一點突破を狙うじで殺すとするか。
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