《ちょっと怒っただけなんですが、、、殺気だけで異世界躙》第17話 別れと旅立ち

久々の投稿です。4月は何かと忙しく進行スピードが遅れてしまいました。誠に申し訳ございません。

「はい、こちらがSSランクのギルドカードになります」

 ギルドマスターのアルテといっしょに練習場から付まで戻って來た俺は、リーナさんから大きくSSと書かれた黒のカードを渡された。

「ありがとうございます。手続きは意外と早く終わるんですね」

「はい、更新するだけですから。

新しくSSランクが誕生したことは通信の魔道を通して全ての街の冒険者ギルドに送られました」

「それって人間國の冒険者ギルドにもですか?」

「はい。冒険者ギルドは一つの機関なので種族は関係なく余程の急時以外、軍事行為にも利用されることはありません」

「へー、つまり人間の國でも冒険者として活できるってことですか」

「そのとおりです。

まぁ、魔族でわざわざ人間國まで行って冒険者をする好きはいません。魔族をひどく嫌いしている人間もいますからね」

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つまり、このまま人間の國で冒険者をしてもSSランクのままなのか。

もう一度登録するのは面倒だからラッキーだな。

「ハヤトは人間國に行きたいのかい?」

手続きをずっと見ていたアルテはハヤトにそう聞いた。

「んー。もうししたら旅に出ようと思う」

「そうかい。それじゃあ別れだね。せっかくいい稼ぎ頭を見つけたと思ったんだけどねぇ…旅から戻ってきたらちゃんと冒険者ギルドに顔を出すんだよ?」

「あぁ、もう手続きも済んだ事だし準備をしてからすぐにこの國を出るよ。

リーナさんも々教えていただきありがとうございました」

「まだお會い出來る事を心からお待ちしております」

真顔の社辭令か。まったく心がこもってない。

異世界でフラグの一つも立たないとは…

はいはい、どうせ俺はモテませんよー。俺の使命はリア充に飛び蹴りを食らわす事だ。

「短い期間でしたけどありがとうございました」

冒険者ギルドを後にしたハヤトは無駄にあるお金を使い地図、魔道、食料や生活に必要なものを買い揃えた。

「まさか火をつけることが出來る魔道が売っているとは思わなかったなぁ〜。めちゃくちゃ便利なやつばっかりだ」

準備が終わり魔王國を出ようと正門まで行く。

正門に著くと、

「待てい!」

ムキムキ魔王のガイルスが仁王立ちをしていた。

「いや、何してんのお前?」

「うむ、風の噂でハヤトがこの國を出ると聞いてな。SSランク冒険者になったんだろう?」

「なんでもうそんなことまで知ってるんだ?」

「フッはっはっは!魔王の報網を甘く見るなよ!

っと、話が線してしまったな…この國を出るというから見送りに來たのだ」

「俺と戦うのが目的じゃなかったのか?」

「お前と戦うのは人間國を蹴散らしてからだ。我は楽しみは後にとっておくタイプである」

「絶対に死ぬなよ」

「わかっておる。たとえ相手が勇者だろうが剣聖だろうがお前以外に遅れはとらんさ」

「じゃあな。また來るよ」

「あぁ、次に戦えることを楽しみにしておくぞ」

ハヤトはガイルスと別れの挨拶をした後、魔王國を出て地図を頼りにまっすぐ人間國まで向かっていた。

「ええっと、たしか今向かってる國はバギルローズ帝國とかいう名前だったな」

まだ異世界に來てから人間を一人も見てないからなぁ〜

歩くこと1時間ほどで道に出た。

すろと、前方から戦闘音が鳴り響いてくる。

「なんだ?誰かが近くで戦ってるのか?」

目を凝らして前を見ると約500メートルほど先で馬車が大量の狼のようなモンスターに囲まれており、馬車の周りには守るように數人の騎士の鎧を著た者たちが戦闘をしていた。

「う〜ん、見たじ劣勢だな。まだあんまり目立ちたくないからバレないようにこっそり手伝おう」

それに始めて発見した人間を見殺しにしたくないし。

「ふん!!」

地面に落ちている小さな石をオオカミに向かって投げる。

グチャ

正確に打ち出された小石はオオカミの頭を抉りながら貫通した、

「うん、思ったより屆くな。どんどん行こうか」

ハヤトは遠くから石を投げまくりオオカミを全滅させた。

「よしっ!!バレない前に街まで行こう」

そこから1時間ほど走って大きな城が見えてきた。

「ほー、魔王城ぐらいでかいな。

さっそく中にって見るか!!」

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