《神様の告白を承諾したら異世界転移しました。》障害競走…2
私とクーシュさん以外は全員、終わりました。
今のところ、マナさん以外は100位圏だと思います。流石優秀なクラスメイトです。
『本日、最後!!これを飾るわ。我らが生徒會長!!アーサー選手、そしてそして、誰も認める貌、彼こそ天の生まれ変わりか!!?コユキ選手。2人の勝負は以下に』
エンジン全開ですね。実況の人…。
「何で僕の名前は出ないの」
クーシュさんはご立腹の様です。でも、この戦いは絶対に負けられません。
あのアーサー・エスペランサ・ソルさんには負けられません。
「すごい威圧をじるよ。楽しみだね。一ノ瀬 小雪ちゃん」
「そうですね。アーサー・エスペランサ・ソルさん」
私は自分のレーンに立ちました。
「來なさい。ホタル」
私はホタルにりました。
隣を見ると、金の鬣を持つ、白いペガサスがいました。目は真っ赤です。
『これは何と、一角馬と天馬の対決だ!!』
「「おおーーーー」」
レイアさんも中々、やってくれます。仕組んだの丸分かりです。
そして、これが一番可笑しいですよね。
『そして、今回障害なしに見えなくもない』
何も障害が置かれていません。魔力探知にも何も反応がなく隠蔽されてるというのもないです。
「……全員仲良くゴールか」
隣でポツリと聞こえてきました。
全員蹴落としてゴールかという事ですか…。
多分、障害が無いと気づいているのは、私とアーサー・エスペランサ・ソルさんだけでしょう。他の人はレイアさんの罠と踏んでるでしょうね。
『準備が整った様です。よーい、ドン!!』
「凍りなさい」
『始まったと同時に白い煙がスタート地點に現れた。白い煙から出てきたのは、コユキ選手だ!!空からはアーサー選手、そして、コユキ選手の後ろに著いてきてるのはクーシュ選手だ!!』
やはりこの2人は止められませんでしたか。クーシュさんは私のやり方を何度も見てるクラスメイトですし仕方が無いですね。
『他の選手は……これはなんと騎獣の腳が完全に凍っている』
「やっぱり。次は私だ」
アーサーは詠唱を唱える。
「落ちよ雷」
『次は落雷だーー!!コユキ選手は氷の盾で防いでいる。そして、クーシュ選手はよ、避けてる!!なんという反神経だ』
「二人ともずるいよ。僕は強化しか出來ないのにさ」
『ここでクーシュ選手前に出た!!』
「「やらせません(やらせない」」
「竜巻よ」
「雷の矢よ。貫け」
『これは!!竜巻が出現した!!そして、アーサー選手の雷矢がクーシュ選手を襲う。コユキ選手前に出る。竜巻を早く攻略した!!』
実況の人は勘違いしてる様ですね。竜巻が障害だと思い込んでる様ですね
「ホタル」
「凍りつきなさい。大風よ吹きなさい」
『これは!!コユキ選手よりも後ろがなんと強風に氷床となった!!』
『1位はコユキーーイチノセーーー!!』
私の勝ちです。
じーくん褒めてくれるかな。
ーーーー
仁side
小雪が1位であたりまえか。
仁は高臺からスコープを覗き込み、障害競走を見ていた。
「ご主人様。ニヤニヤしてるのでした。嬉しでしたか?コユキ様が1位で」
「うるさい。そんな軽口叩けるなら、風向きに風量を教えろ」
「はいでした」
俺は著々と準備を整えた。
針を撃ち込んだ。
スナイパーライフルとかした銃で。
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書籍版4巻は、2022年7月8日発売です! イラストはかぼちゃ先生に擔當していただいております。 活動報告でキャラクターデザインを公開していますので、ぜひ、見てみてください! コミック版は「ヤングエースUP」さまで連載中です! 作畫は姫乃タカ先生が擔當してくださっています。 2021.03.01:書籍化に合わせてタイトルを変更しました。 舊タイトル「弱者と呼ばれて帝國を追放されたら、マジックアイテム作り放題の「創造錬金術師(オーバーアルケミスト)」に覚醒しました -魔王のお抱え錬金術師として、領土を文明大國に進化させます-」 帝國に住む少年トール・リーガスは、公爵である父の手によって魔王領へと追放される。 理由は、彼が使えるのが「錬金術」だけで、戦闘用のスキルを一切持っていないからだった。 彼の住む帝國は軍事大國で、戦闘スキルを持たない者は差別されていた。 だから帝國は彼を、魔王領への人質・いけにえにすることにしたのだ。 しかし魔王領に入った瞬間、トールの「錬金術」スキルは超覚醒する。 「光・闇・地・水・火・風」……あらゆる屬性を操ることができる、究極の「創造錬金術(オーバー・アルケミー)」というスキルになったのだ。 「創造錬金術」は寫真や説明を読んだだけで、そのアイテムをコピーすることができるのだ。 そうしてエルフ少女や魔王の信頼を得て、魔王領のおかかえ錬金術師となったトールだったが── 「あれ? なんだこの本……異世界の勇者が持ち込んだ『通販カタログ』?」 ──異世界の本を手に入れてしまったことで、文明的アイテムも作れるようになる。 さらにそれが思いもよらない超絶性能を発揮して……? これは追放された少年が、帝國と勇者を超えて、魔王領を文明大國に変えていく物語。 ・カクヨムにも投稿しています。
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