《ヘタレ魔法學生の俺に、四人もが寄ってくるなんてあり得ない!》魔法使いだって勉強は嫌いです

俺が魔導學園に學して初めての授業は、

「対魔法防式……」

魔法の基礎の基礎。魔法に対する防魔法。

魔法文が書き連ねられていくんだが……。

「眠い……」

まず座學というのは眠くなる。何でなんだろうね?

「おーい、目が泳いでるよー」

隣のケイトが話しかけてきた。バカそうに見えて意外に勉強出來るんだよな。

「ヤバい……眠い……」

「授業の後半は校庭で魔法実習だから、しは眠気覚めるかもね」

俺のノートは見事に真っ白だった。

「確かこう……深呼吸して……」

教科書の通りならこうして、

「我を守護せよ!『叡智の盾シールドオブウィズダム』!」

俺の周りに白い魔法陣が現れる。

どうやらこれが対魔法防式らしい。

有名な魔導師が使う様な派手なものではないが、それでも立派な魔法だ。

「……………………………………………」

「ん?」

何か後ろから気配……と言うより視線をじて振り返ったんだが、

「誰も……いない?」

ストーカーか?怖いなあ。

まあ、あまり気にするのも良くないよな。うん。

ところ変わって自宅。

「さっきの授業中にさあ」

「うん」

「何か視線をじて振り返ったんだけど」

「うん」

「誰もいなかったんだよな」

わりとマジでビビった。今度から背後に気を付けよう……。

「っていうかケイト。ナチュラルに俺ん家上がり込んでない?」

「そりゃもう。婚約者だから」

「あ、それ決定なんだ」

しかし婚約者て……民法。民法は守れよな?

「…………………………………………」

「うえっ!?」

「ん?どしたの?」

「いや、また視線をじた……」

「誰もいないよ?」

怖っわあ……。俺そのうち刺されるんじゃ……。

「……まあとにかく、俺は部屋で本読んでるから、何かあったら教えてよ」

「分かったー」

さっきから視線をじ続けてる……。

「近くに誰かいるのか?」

人の気配は無い。思い込みか?

俺が安堵の息をつき、振り返った瞬間、

「雨宮……くん」

俺の目の前に、俺より一回り小さいの子が。

「……ひゃあーああああああああああああああああああっ!?」

どこから!?まさか魔法?

「まっままっ待って!君は一どこからどんな手段で?」

「ここで……待ってた……」

待ってた!?ここで!?

「どうやって俺ん家が分かったの?」

「雨宮くんに著いてって……裏口からった」

しれっと犯罪やらかしてる!住居侵罪!

「……えっとその……君は?」

「……篠山……華……」

「あーえっと、篠山さん。その」

「………呼んで」

「え?」

「……華って、呼んで」

ナチュラルに難易度高い要求してくるな!この子は!

「ええと……華」

「……ふふっ」

名前で呼ばれて笑うとか可すぎだろ!正直俺のんな部分がアブナイ!

嗜好ロリコンじゃ無いからな?

そこ重要。とっても大事。 

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