《ヘタレ魔法學生の俺に、四人もが寄ってくるなんてあり得ない!》の修羅場ほど怖いものは無い
「あの……えと、雨宮くん」
「ん?何?」
「ええっと、その……」
歯切れが悪いな。何か言いづらい事なんだろうか。
「どうしたんだよ?言ってみ」
「…………………………みたい」
「え?」
「雨宮くんの家に……住みたいなって……」
……え?はい?今あなた何て?
「俺の家に住みたい?」
「う、うん。だめ……?」
「一応いいとは思うけどなあ……」
偽婚約者キャサリンが何て言うか……。
「(胃が痛い……)」
我が雨宮家のリビングは、修羅場と化していた。
「……ごめん。もっかい言ってくれる?」
「……雨宮くんの家に住みたい」
「ダメ」
即答!?いや、問題はそこじゃないな。
「そもそも住む必要無くない?」
目がマジだ。怖いなあ。
「暁はどう思うのよ?」
いや殺気立った目でふられると確実に地雷ルートがあるようにしか思えない!
「……俺は……そうだな……」
「やっぱり暁は私と二人暮らしの方がいいのね?」
 「いや、俺は三人で暮らすべきだと思うよ」
完全に地雷踏んだが、これが俺の考えだ。
「……そう。分かったわ」
何か不服そうな顔されたが、分かってくれたらしい。
「いい?別にアンタと暮らすのを認めた訳じゃない。暁が許したから仕方なく一緒に暮らすんだからね!」
いやそんな敵対視せんでも……。
「……なあケイト。お前俺の知り合いだっけ?」
「え?違うよ。……あー、でも、ママが知り合いだったかも」
「お前の母さんが、誰と?」
親父?いや、可能低いけど。
「暁のママよ。今は……亡くなってるんだっけか」
母さんと知り合いだったとは。しかし何故俺ん家に?
「そりゃ、行きたかったからだよ。私が暁の家に行きたいから行ったの」
何か勝手な理由で居候されてる気がする。
「……華は?」
「ひゃい!?」
何かビビらせたらしい。ごめんなさい。
「私は……雨宮くんが……好き……だから?」
ここまで堂々と(しかも本人の前で)好き宣言するの子初めて見た!
「う、うん。そっか。なるほどね」
どう返していいか迷ったが、最終的にこの返答に落ち著く。
そして電話が掛かってきたので、めんどいけど出てみる。
「はいもしもし」
電話口から聞こえてきたのは、
『よう!元気か?暁』
俺の父さん。雨宮龍平の聲だった。
「父さん!どうしたんだよ?」
『いやあ、前々から進めてた商談が立してな。これを期にちょっとした休暇をもらった訳よ』
海外の企業に勤める父さんの事だ。某有名企業とでも商談していたのだろう。
「へえ。で、今どこに?」
『田空港出て今は東京駅だ。江戸川區から來れるだろ?』
「タクシーなら行けると思う」
『おう!んじゃ、待ってるぜ』
俺は話を置くと、
「じゃあ、俺は行ってくるよ」
「行って……らっしゃい」
「お父様によろしくね!」
待て。お前キャサリンはいつ本當の婚約者になったんだ?   
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