《ヘタレ魔法學生の俺に、四人もが寄ってくるなんてあり得ない!》Change to male
東京都荒川區。
國立國際魔法病院。伝子醫學実験病棟。
「著替えた?」
俺の前に現れたのは一人の看護師。それと若いの魔法醫だ。
「はい」
「……えーと、雨宮暁君か。今回は魔法の過剰使用による別転換……。まあ、たまにある癥例だね」
「俺以外にもあるんですか?」
この人は俺の事を知っているので、『本來の一人稱』でも問題無いと思う。
「魔法を使い始めた學生のうちとか、基礎魔力の制に慣れない児は特にね」
俺も小さいときはポルターガイストもどきに悩んだなあ。
母さんが良く分からないまま俺を醫者に連れてったりね。
「っていうか、何で魔法の過剰使用で別が変わるんですか?」
ほんと気になる。……學生の俺にも分かる話し方でお願いします。
「っとねー、……一応斷っとくけど、私は醫大で伝子醫學を専攻しただけで、魔法醫の免許は片手間で取っただけなんだ。ごめんね!」
「それでも、分かる範囲で良いんで!」
醫師免許片手間で取るとかこの人天才かよ!それも魔法醫とか。普通に醫大出ただけじゃ取れる免許じゃないぞ……。
「あー……。確か視床下部……簡単に言うとホルモンバランスを調節する部位なんだけど、そこに余剰魔力が流れ込んで調節機能が狂って、別が変わっちゃったってじかな」
へえ。つまりホルモンバランスのれか。
「あ、自己紹介が遅れたね。私は桜川千香。気軽に『千香先生』って呼んでよ」
「桜川先生。的にどういう治療をするんですか?」
「つれないな……。それはこっちで説明するよ。來て」
「これから暁君がけるのは、『別正常化治療』ってヤツなんだけど、ちょっとした注意事項があるんだ」
「注意?車運転するなとかそういうのですか?」
「……この治療をけた人は子供が作れなくなるの」
「はあ!?」
さすがにそりゃマズイ。…すげえ切なそうな顔してる。これマジなヤツだな。うん。
「ごめんね。私は醫者だから、患者さんにリスクの説明もしなきゃいけない訳で……」
「……なるほど。分かりました。それでも良いですよ」
男に戻れるなら何だってしてやる。子供作れないのが何だよ。
「……ありがとう。あと今までのウソだから」
「先生を信頼して言ってんですよ。……で、今何て?」
「今までの子供作れないのくだり、全部ウソだから」
數秒の沈黙。正確には直か?
「……ふざけんな!俺の不安返してくださいよ!」
「引っかかる方が悪いのよ!あははっ!」
クソ……人が騙されるの見て笑うとかイカれてるぞ。
「あー面白かった。じゃ、そこに橫になって」
俺が通されたのは『MPD室』と呼ばれる場所だった。(ちなみに騙されたのはまだ許してない)
「ごめんごめん。騙したの謝るからさ。……キス一回でどう?」
「まだやりますか?」
キスって……の人は特に大事に取っとくものじゃないのか?
「ふざけてないでさっさとやりますよ」
「分かった分かった。そうキレるなって」
桜川先生は緑の(ヤバそうな)を俺の腕に注する。
數秒後、俺の意識は霧散した。
「……おーい、雨宮暁くーん?いい加減起きないと、ほんとにキスしちゃうぞー?」
「それだけは止めてください。お願いします」
ガバッ!と起き上がり、全力で阻止する。ふと気づくと、聲も低くなってるし、格もがっしりしていた。
「終わったから、トイレ行ってきなよ」
「何故?」
「余剰魔力の排出のため」
「ほんとに?」
「ほんとほんと。桜川先生を信じなさい!」
信じて騙された試しがいくらかあるんですが!
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