《とても人気ある生徒會長の姉は、ブラコン過ぎてヤバイ(暴走気味)》デート
あれから數日、あのテニスの一件から特に何が起こる事もなく教室では武田達と過ごしたりしていた。
そして今は週末の朝の八時
俺は、今日はゆっくりしたいな〜。なんて事を思いながら布団にくるまっている時突然スマホがメールの著信を告げる。
スマホを取り確認すると差出人は姉さんからだった。なんだろうな?と思いながら俺はメールを読む
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あの日言ってたお買いデート
今日する事にしたから
10時に隣町の駅前にある像の前に集合ね
遅れないでね?♡
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こうして、ゆっくり過ごしたいと言うささやかなみが砂塵のように吹き飛ばされていった。
俺は一つ息を吐き支度を始めた。
てか、やっぱりデートだったのね
俺は今集合場所である隣町の駅前にある像のある場所に立っている。それにしても...
「早く著きすぎたかな」
そう言って、俺はポケットにれてあるスマホを取り出し電源をれる。そして表示される現在時刻9:42の文字。遅れるのは駄目だなと思ってし早めに家を出たけど...うん、早過ぎた。
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それから10分後に姉さんは來た。
「かずきー、待った?」
「いや、別に待ってないよ」
10分も待ったなんてあまり言えないな。姉さんだと「楽しみにしてくれてたのかな?」的な事を言う予想が付いている。だけど、デートとかだと先に來た人は待ってないと答えるようなもの...あぁ、俺に逃げ場は無かったのか。
俺が一種の戦慄を覚えていると姉さんが何かを訴えるような視線を向けてくる。
「え...どうしたの姉さん?」
「今日くらいは姉さんじゃなくて末音って呼んでほしいな。それと、今日は結構お灑落してきたんだよ?なにか一言くらいほしいな〜」
そう言われて姉さんの服裝に目を向ける。
白いインナーを著て淡いベージュの薄手ニットをその上から著ている。ズボンは太までの丈で日焼けをしてない白い足が目に刺さる。
率直に言うと
「...結構似合ってると思うよ....み、未音」
俺はしそっぽ向いてそう返すのがやっとである。顔がし熱い気がする。
俺が想を言うと姉さんはとても嬉しそうな顔をしていた。
「そっか、そっか。じゃあ行こうか」
そう言って姉さんは俺の手を摑み引っ張る。
これは...今日はとことん姉さんに付き合う事になりそうだな。
姉さんが連れてきたのは2年前訪れて以來、來てなかった大型ショッピングモールだった。
「ここって...」
「ふふ、懐かしいよね?久しぶりにここで買いしましょ?」
中にると前と変わらない所もあったり無かったりした。2年の差をじるな。
俺と姉さんはショッピングモールをぶらぶらと並んで歩いた。暫くして隣接してある映畫館のある場所の近くまでくると姉さんが何かを思い出したかのように聲を上げた。
「あぁーーーー!」
「どうしたの?姉....未音」
姉さんと呼ぼうとするとムッとした表になる。そこまで読んでほしいのか?直ぐに直すと直ぐに機嫌が直る姉さん。
「和樹と見に行きたいなって思ってた映畫がやってるみたいなの!見に行かない?」
「そうだな、俺は別にいいよ」
そういう訳で映畫を見る事になった。
映畫が終わる事には時刻12時を過ぎていた。なので晝食を軽くとりまたショッピングモールを回る事にした。
歩き回っていると、姉さんは一つの服屋が気になると言って中にっていった。勿論俺も引っ張られて店したとも。
「ねぇねぇ!これなんてどう?」
「似合うんじゃないか?」
店してから1時間くらい経ち何著目か忘れたくらい見せられる試著ショーとも言える量の試著をしている姉さん。それを切るたびに俺に見せてくる。
「こんな綺麗な彼さんが居て彼氏さんも鼻が高いですね」
「ア、ハイソウデスネ」
店員のには彼氏と間違われる始末。
その度姉さんがとても嬉しそうな顔をする。
それにしてもちょっとヤバイな
姉さんが、また試著しに戻ったので俺は店員に聞く事にした。
「すいません、お手洗いってどこにありますか?」
「それならここを出て、直ぐの場所にありますよ」
俺はお禮を言いその場を後にした。
なんとか間に合い、姉さんが待つ服屋に戻る途中にあるが目にった。俺はそれを衝的に”2個”買ってもどった。
姉さんと合流して服屋を後にした。姉さんはかなりの服を買っていた為俺が荷を持つ事にした。
それから々回っていると、気が付けば時刻は5時半を指していた。すると姉さんは俺の手を引いてこのショッピングモールの屋上に連れて行った。
「綺麗な夕日でしょ?」
「結構綺麗だな」
「そうでしょ?調べてたらここの夕日が結構綺麗って言われてたからね。和樹と來たかったの」
屋上は簡単な公園みたいになっていた。そこから見える夕日は姉さんの言う通りとても綺麗だった。俺と姉さんは公園の端を囲っている手摺りまで移する。今の俺と姉さんの間に會話はない。
だけど、悪い空間ではない。
し黃昏ていると、姉さんが口を開く。
「そういえば、ここだったんだよね」
「そうだな」
「このショッピングモールで和樹は私を庇って怪我をしたんだよね」
「そうだな、今じゃ懐かしいじしかいけど」
會話が続かない。し歯がゆいじがしていると突然姉さんに名前を呼ばれる。
「ねぇ、和樹」
「ん?どうしーー」
姉さんの方を向いて口を開けた瞬間に口を塞がれると言うよりれ合うといった方が正しいが伝わってきた。キス、それはほんの一瞬だったが俺の思考を止めるのには十分なものだった。
とが離れると姉さんは俺の顔をとても真剣な表をしたがら見つめ言う。
「今のは、今まで和樹に言ってきた好きとかそういうなのが噓じゃないって言うことの証明でこれからもずっと好きでいるって言う決意表明なの。だけど、今の私達は姉弟だから和樹を悩ますかも知れないけど...私はあの日からずっと気持ちは変わらないよ」
夕日のせいか姉さんの顔はとても赤かった気がする。それを言い終えた姉さんはし恥ずかしそうに「あ、ちょっと買い忘れあったから先に下降りてるね」と言って行ってしまった。
俺はというと、未だフリーズしている。その理由が
「一応...初めてだったんだけど」
なんとも々しいものだった
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