《とても人気ある生徒會長の姉は、ブラコン過ぎてヤバイ(暴走気味)》前日

勉強會から日が経ち中間テストの前日の今日

俺と直人、桐島さん、武田で図書室に向かっている。理由としては前日の追い込みをしようとなった。前回家できたのが間違いだった気がする。うん。何故か姉さんはいつも通りだったけど桐島さんが姉さんに釣られておかしな事になってたからね。

そんな理由から図書室で勉強しようとなったのだが....

がらがらがら

「あれ?和樹と直人君と桐島...千沙都....」

「未音會長....」

何故姉さんが居るんですかね〜。早速なんか雰囲気がおかしくなってきたぞ。ちらっと奧を見ると副會長の松崎先輩も居た。松崎先輩は俺と目があうとにっこりと微笑む。とりあえず俺も想笑いを返す。前の一件からどうもあの人は苦手だ。

「あれ?俺のこと認知されてなくね!?」

武田よ、どんまいだ。

心の中で武田にめの言葉を送っていると突然姉さんと桐島さんに片腕ずつ摑まれた。......はい?

「ほら、和樹早く行くわよ!」

「そうよ和樹くん。早く勉強するわよ!」

「え、ちょ!直人!武田!頼むから助けてくれ!...おい、頼むから!.....ちくしょー!」

両手を引っ張られながら2人に助けを求めるがあの2人顔背けやがった!裏切られた!

そうして俺は抵抗虛しく引っ張られていくのであった。

「そこのスペルeじゃなくてoよ」

「あ!そこ私が教えようとしてたのに!」

「早い者勝ちなんだよ千沙都君」

「......はぁ」

現在、俺は英語の勉強をしていて右に姉さんが左に桐島さんがミスがあったら俺に教えてくれたりしている。だけど今あったようにどちらが早く言ったとかそういう事で勝ち負けを爭ってた。

これで何回めの勝負なんだろうか。そんな事を思いながら顔を上げると、機を挾んで目の前に座っている松崎先輩と目があう。その目には俺の狀況を楽しんでいるじがした。

え、武田と直人?そんな人はいませんよ?

助け求めても助けてくれなくて仕舞い目には俺のいる席から離れた場所に座っている。くそぅ、本格的に逃げやがった。

「ほら!次は古典でしょ?」

「えーと、古典ならこことここが要チェックね」

「あ!私が先に教えようと思ったのに」

「お返しですよ、未音會長。いいえ、未音先輩」

俺の意見を聞かずに俺のテスト勉強を手伝う2人。

そんな2人を見て俺は思わずため息を吐いてしまった。

今日はテスト勉強より姉さんと桐島さんの2人同時に関わる方が疲れるんだと心底思った。

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