《とても人気ある生徒會長の姉は、ブラコン過ぎてヤバイ(暴走気味)》育祭開幕

育祭當日(日曜日)ーー

平日ならいつもなら教室にいる時間帯だが、今日は育祭なのですでにグラウンドに集まっている。

にしても...

「以外と育祭始まるの早かったな」

「まぁ、ここの高校の育祭って他の所よりも準備期間短いらしいからね」

俺の呟きに千沙都が反応する。そしてポケットの中から一枚の紙を取り出す。

「その割にはここの學校の育祭って競技結構たくさんあるのよね」

「あー確かにね」

俺も當日配られた紙を見てびっくりした。各自の機に一枚置かれていてそこには自分がどこに出るかがサインしてあった。

「そういえば、千沙都は何に出るようになっての?」

「私?私はね、借り競爭とか50メートル走とかかな。和樹くんは?」

「俺は50メートル走と綱引きと大縄跳びと...早く登れ!ってなんだこれ?まぁこんなじかな」

いや、ほんと早く登れ!ってなんだよ。

そんなじで千沙都と喋っていると生徒會の仕事に行っていた姉さんもこっちに來て、その後から直人と武田もやってきて、喋りに加わり話していると...

「和兄さーん!」

観客席の方から呼ばれてそちらを向くと私服のゆずがそこに居た。俺たちはゆずのあるところに向かう。

「おはよう、ゆず。來るの早いな」

「當たり前です。一番いい席で見なくちゃいけませんから」

さも當たり前のようにゆずはを張る。すると、視線が自然との方に行ってしまう。

「「和樹くん?」」

「あ、はい。すいません」

姉さんと千沙都の聲に思わず誤ってしまった。その姿をみて武田が笑って居たのでとりあえず弁慶蹴っておこう。

『えー、それではそろそろ開始致しますので、それぞれ団ごとに集まって下さい』

楽しく話し合っていると集合の放送がかかってしまった。仕方ない、そろそろ行くか。

「それじゃあまた後でね」

「はい、和兄さん。頑張って下さい!」

ゆずと別れ、団の所に著く頃には殆どの生徒は集まったぐらいだった。

『それでは、今年の育祭を始めたいと思います!』

こうして、育祭は始まりを告げた。さて、俺も頑張るとしますか。

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