學校が始まって、授業が始まって、地獄が始まって……。

 いや、明らかに最後のおかしいだろ。

 俺は今、學校の授業を終えて夕日が沈み込む中、教室にはすでに俺と志保、そして代だけがいて俺は1人涼しい空気が制服の中を通り抜けて行くのを心地よくじていた。

 蟲たちも活発に行している中。

 俺は誰よりも幸せな高校生活を送れるはずだった……。てかこの時點で過去形って明らかにおかしいだろ！

 はぁ〜、志保も代も校で一位、二位を爭うレベルで可いと評判だが……。

 お前ら！容姿にわされるな！こいつらはメンヘラでヤンデレだからな！

 俺は帰りの支度をし代は窓枠に腰をかけ志保は椅子に座って読書をしていた。

 すると志保は本を閉じ……

 「どうしたの雪くん？さっきからため息ばかりはいているようだけれど？」

 「代も心配だよ？何か困ってることがあるなら相談してね？」

 いや、お前らのことだから！……なんて事は言えるはずもなく。

 俺は肩をほぐす仕草を加えながら2人に説明した。

 「実は最近疲れちゃってさ〜溫泉でも行きたいな〜って思って」

 「えっ！？」

 「えっ！？」

 えっ！？なに？どうしたの？2人とも口元抑えて足ももじもじさせて……って別にそう言う事じゃないよ！？

 「ふ、2人ともどうしたの？」

 すると志保と代が顔を見合わせると代から口を開けた。

 「だって……雪くんが代と混浴したいだなんて……まだ、早すぎない？」

 だからその首をかしげるのやめろ！可すぎて抱きしめたくなる！

 それに俺は混浴だなんて一言も言っていない！もちろん混浴なら、なおよしだが！

 「そ、そうよ……そんな大膽な事、外で出來るわけがないじゃない……でもそのうちいつか……」

 目線逸らすのやめて！失神しちゃいそう！あとこのノリが疲れる！

志保の赤い瞳が潤って太のりに反し輝いていた。

 ここで一つ事を冷靜に考えるのが俺だ……。

 なんで俺はこんな可い奴らと仲良く帰宅してるんだよ……。

 「すぅ〜〜、はぁ、はぁ……」

 俺は心を落ち著かせるために何度も深呼吸を繰り返した。

 ……ため息混ざってね？

 鼓が周囲に聞こえてるんじゃないかと心配だったが……。

 「興してるの？」

 お前らのせいでな！ありがとよ！

 「で、でも溫泉に行くのは賛だわ、それでどこ行くのかしら？」

 「え？志保が付いてくるの前提なの？」

 すると志保は立ち上がって筆記用にっていたカッターの刃をカチカチっと出すと俺のことを睨みつけてきた。

 「なに？嫌なの？」

 怖い！なんか周りに赤いオーラ放ってるよ！

 俺は全力で手を橫に振った。

 「そ、そんなわけないだろ〜いや〜楽しみだな〜」

 いやぁ〜ほっんと楽しみ！……うん！

 するとすぐに代も俺にってしいのかのしかかってきた。

 「代は？代と行くのも楽しみだよね？雪くんと行けないなら、私、そろそろ死のっかな……」

この子自殺宣言しちゃったよ！俺が殺したみたいになってるよ。

 「も、もちろん代とも楽しみだぞ！」

 いっやぁ！ほっんと楽しみ！……だな！

 「そっか〜それなら良かった〜」

 そう言って代は後ろに隠し持っていたアイスピックのようなものを投げ捨てた。

 ……。

 こうして俺たちは今度の土曜日に溫泉へ行くことになった。

 妹でもうか……男友達いないし。

 それまでに俺の命があるのかもわからないが。

 「ねぇ志保、明日の育の授業なんだけどさ〜……」

 俺たちは職員室に鍵を屆けると廊下を歩きながらくっちゃべってた。

 「ねぇ〜お願い志保〜育の時に〜」

 「いやよ、さっき斷ったでしょ……諦めることね」

 珍しく代が志保に何かをお願いしていた。俺はなんとか溫泉でを流さないように計畫を立てていたので話は全く聞いていなかったのだが……。

 すると代は志保にくっつき制服のリボンを外した。

 え？何してるの？

 「ち、ちょっと！」

 「ダメならいいも〜ん、雪くん〜志保ってば……」

 そう言って志保のあたりをいじると制服をはだけさせようとした。

 すると志保は必死で抵抗し顔を真っ赤にして……

 「わ、分かったから！」

 こうして代のお願いを聞いたらしいが……一なんのことだったのやら。