《俺の馴染2人がメンヘラとヤンデレすぎる件》白熱卓球バトルにて……

 ここで一つ俺は卓球の素晴らしさについて語ろうと思う。

 卓球とは主に相手のコートにひたすらボールをれて遊ぶ競技であり応用するとカットやドライブと呼ばれる上級者向けの打ち方も存在する。

 しかし……

 そんな事はどうでも良いのだ。

 俺は志保と代の試合をひたすらに眺めていた。ちなみに妹は卓球臺の真ん中でポイントを數える仕事を任されている。

 俺は1人椅子に座りながら白熱している卓球を見ているわけだが……。

 2人とも浴らになり、ポタポタと落ちる汗は青春をじさせるスパイスになっていた。

 「そろそろ降參したらどうかしら?」

 「それは代の臺詞だよ、志保こそ息が荒いけど大丈夫?」

 「なっ!……」

 ちなみに2人とも打ちながら會話をえている。妹はこの景に驚愕しているようだが……案外俺は冷靜を保っていた。きっともう2人の次元に慣れてしまっているのだろう。

 ここで2人の卓球技を説明しておこう。

 志保は主にパワープレイ、つまりドライブや打球の速いストロークをバンバン打つタイプだ。ちなみに浴の袖からあとしで脇が何度も見えそうになっている。

 実に惜しい!……じゃなくて良いプレイスタイルだ。

 

 対する代はカットやネット手前に落としたり相手のコートギリギリの角を狙ったりとかなりのテクニシャンだ。ちなみにこちらも浴の隙間からが見えそうになったり、首筋が……妹が睨んでいるのでこれ以上の解説はやめておこう。

 「この勝負に勝ったら雪くんと結婚……雪くんと結婚……」

 おいおい、いつからそんなルールになったんだ!

 

 「この勝負に勝ったら雪くんと一緒にご飯食べたり、今度屋上でお弁當食べたり……」

 ……どうやらいつのまにか変なルールが追加されていたらしい。

 次の瞬間、志保の返球が

 「あっ!しまっ……」

 志保のミスで鋭い打球が妹の顔めがけて飛んでいってしまった……

 が、俺が止めるまでもないか……。

 「よっ……」

 妹は軽くピンポン球を摑み取り志保はし焦っていた。なんせあんな鋭い打球が顔に飛んでいったのだ、普通の人だったらかなり怖い思いをする事になるだろう。

 「大丈夫!?……ごめんなさい、私ったらつい熱くなってしまったみたいで……」

 志保は妹に近づきすぐに謝罪した、だがすぐに今のはノーカンだといい続けこの勝負は引き分けで終わりを迎えた。

    人が読んでいる<俺の幼馴染2人がメンヘラとヤンデレすぎる件>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください