《俺の馴染2人がメンヘラとヤンデレすぎる件》ロングホームルームにて……

 俺と代は図書委員の仕事を終えると教室へ戻った。

   やたら代のテンションが高いような?まぁいいか。

 返卻ボックスの中にある本を一冊ずつ元の定位置に戻し(途中代とぶつかって変な雰囲気になった事は)次の授業へ備えようとした。

 次の授業はロングホームルームか……確か遠足の説明らしいが……。

   教室にり自分の席に座ると隣で志保が鼻歌を歌っていた、志保もテンションが高いような?

 この學校では遠足と言う行事があり班ごとにそれぞれ別れるとカレーを作るらしい、その後は水族館に行くらしいが多分この行事は友達との親睦を深めるためのものだろう。

 だが……

 俺のメンバーはもう決まっているようなものだ、まぁこの考え方は自意識過剰とも言えるが。

 俺は志保と代の様子を見ると志保は何やらノートに一生懸命、文字を書き続けていた。

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 予習復習でもしているのかな?

 俺はチラッと橫目でのぞくと……

 【遠足の班決めがくじ引きだった場合……雪くんと変わって貰う際に払う金額……上限10萬円

    先生の気まぐれの場合……先生に支払う金額20萬円、最悪の場合は……】

 「こんなものかしら?他には……」

 ペン先をりながら志保は自分のノートをじっと見つめていた。

 志保は獨り言をぶつぶつと言っているが。

 何をしているかと思えば……

 最悪の場合ってなに!?目が怖い!怖いよ!

  よし!

 俺はそれ以上、見るのをやめた。

 前の席の代を見ると、志保と同様に何かメモを書いていた。

 正直見たくないな〜だが見なくては……。

  別に見る必要はないのだが見なきゃ後が怖いし何より見たい、つまりはそう言う事だ。

 俺は立ち上がり中腰の姿勢で顔を上から覗かせると

 【代の雪くんと遠足で婚約しよう計畫♡ まずはエプロンで雪くんを魅了、その後料理の味見をしてもらう際に、代の指をペロッとしてもらう♡

 「なかなか味しいじゃないか代、毎日こんな味しい料理を食べたいな」

 「雪くんになら良いよ、ウフフ」そして2人は結ばれる】

 「ウフフ、代はもしかしたら天才かも〜」

 両手を頬に當てると嬉しそうにしていた。

 俺は思わずんでしまいそうだったが、なんとか保つと椅子に座った。

 こいつはひどい……重癥だ!早くなんとかしないと。

 とりあえず、早く病院へ連れて行こう、うん。

 俺は自分の口元に手を當てるとこの深刻な狀況の奪回策を必死で考えた。

 志保はお金で買収しようとしている……まだそこは百歩譲ったとして良いとする……

 いや、良いのか?どう考えても良くないのだがバレなきゃ犯罪じゃない、そう考えよう。

 しかし……

 最悪の場合ってなに!?そこだよね?そこが一番気になるところだよね!?

 そして代!お前は、遠足で同じ班になるのは大前提になってるし!いろいろ話がぶっ飛びすぎてる!

 仮に同じ班になったとしても俺は代の指を舐めたりはしないぞ!、したくないわけではないが……おっといかん本音が出てしまった。

 俺は々想像していると脳とは無意識にいていた。

 1人で席を立ったり座ったりしている姿は明らかに痛い人にしか見えないのだが周りの目線を気にしている場合ではない。

 はっ!今は何時だ!

 俺は急いで時計の方へ顔を向けると時刻は午後1時15分……授業開始は20分……。

 そうだ、先生に今からにお願いしよう、土下座でもなんでもするしかない!

 俺はそっと目を閉じると健やかに笑った。

 プライドなんて必要ない、このクラスに被害が出てしまうくらいなら笑顔でこのを捧げようと思う。

 しかしこの固い意志はすぐに壊れた。

 俺が立ち上がると教室のドアが開いた。

 「やっほ〜みんな青春してる〜?し早いけど教室來ちゃった〜」

 ちくしょう!なんてタイミングの悪い先生だ!後で教育委員會に訴えてやる!

 酷い八つ當たりをしてしまった。

 「どうかしたの雪くん?」

  ぬわぁ〜!なんでもないよ!ただ今夜は月が綺麗だなぁって!

 なんだよそれBBQベーかな?

 そろそろ魔法になれそう。

 突然立ち上がった俺に、志保と代は驚いていた。

  しまった……。

 「何かあったの?」

 何かあったと言われれば毎度お馴染みお前らのせいなんだが……。

 「と、トイレにでも行こうかな〜と思ったけどやっぱやめた」

 「そう」

  俺は一つため息をつくと席に著いた。

 言でも書こっかな〜……最悪の事態に備えて。

 「なあなあ、隣のクラスの羽方っての子知ってるか?めちゃくちゃ可いべ」

 俺は頭を抑えながらクラスの會話が聞こえて來た。

  「最悪の事態が……」

 その時、図書室であったの子の事を思い出した。

 ……羽方ってさっき図書室で會った子かな?

 隣のクラスとはAクラスのことである、この街は人がないからクラスも一學年2クラス程度だ。

 「それじゃあみなさん、そろそろ席について下さ〜い」

 あぁ〜今すぐ逃げたい!

 何か……武はないのか!スプライトさ〜ん!

  流石に弾幕薄いよ!と言われてしまうだろう、そんなことはどうでもいいのだ。

 俺は中から流れる嫌な汗をじさらに心拍數が上がった。

 俺……どうなっちゃうの?

 

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