《俺の馴染2人がメンヘラとヤンデレすぎる件》大至急……
 暑さが一層増していくこの季節、俺は日もび始めたのを実しながら廊下を1人歩いていた。
 明日は終業式でこれから夏休みを満喫しようとしている生徒達のテンションはより一層、暑さのように増していった。
 ピロー……。
 カバンから通知音が聞こえてきた。
 俺は攜帯を取り出すと妹から連絡が來ていた。
 【お兄ちゃん!大至急校門まで來て!急がないと後で取り返しのつかないことになっちゃう!】
 え?なにこれ?
 俺は脳が理解するまでその場に立ち止まっていたがすぐさま攜帯を握りしめたまま校門まで全力疾走した。
 なにがどうなってるんだ!?……取り返しのつかないことって……。
 俺は昇降口を抜けると校門には我が家のママチャリと妹がこちらに手を振って呼びかけていた。
 「お兄ちゃ〜ん、早く〜」
 
ーーーーーー
 「ありがとうございました〜、またのご來店を〜」
 俺はビニール袋を腕にかけて店を出た。
 「妹よ……取り返しのつかないこととは?」
 俺がそう問いかけるとあざとい目でこちらを見て來た。
 「だって……スーパーの特売日今日だったんだもん、ごめんね?」
 妹はどうやら荷持ちが必要だったらしく俺に取り返しのつかないことになる、などと言ったらしい。
 し・か・た・な・い!許そう!スーパーの特売は大切だと思うし!
 うん!
 俺は頭をかくと妹をでた。
 「しょうがねぇな〜」
 やっぱうちの妹には勝てないな!
 その時ふと目に映った景が俺の鼓を加速させた。
 道路を挾んで正面の本屋から代が買いを終えたのが見てた、しかしその後をついて行く男二人組が気になった。
 「お兄ちゃん?」
 
こう言う時は決まってあそこに行くしかないよな……。
 「悪い……先戻っててくれ」
 俺はビニール袋を妹に渡すとすぐさま代の後を追った。
 裏路地に行くしかねぇよな!
 街中は會社帰りのサラリーマンや學生が夕日に照らされながら俺の視界にうつった。
 この中から代の跡を追うわけだが……。
 そう上手く行くだろうか、もしかしたら俺の早とちりかもしれない。
 そう思うとやはり家に帰ってしまおうかと思う。
 俺は語の主人公じゃない、異世界に転生したり魔王を倒したりするわけでもない。
 ……でも、馴染を守るくらいの力はあるはずだ。
 たとえ馴染がメンヘラやヤンデレだったとしても……。
 そして俺はひたすらに走る事を決意した。
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