《男比1:599》第5話
スマホの件で俺は先生に職員室の奧の進路相談室に連れていかれた。これは怒られるぞ...と覚悟したがなんと先生の第一聲は
『同じ男だから気持ちは分かる。あの中にいたら嬉しいよなぁ。』
なぜかニコニコしている。察した。先生はどうやらこちら側の人間だ。
『ですです。でも先生も実は擔任になれて嬉しいんじゃないですか?だって先生かっこいいですもんね』
『何を言ってるんだ小坂君ー、やめてくれよ、そういう君はどうだ?いい子見つけたか?』
と男同士の會話を俺は楽しんだ。そこには教師と生徒という壁はなく同じ2匹のオスの會話だった。なぜか會話は進み気づけばチャイムがなった。
『いっけね。チャイムなっちゃった。これからホームルームだ。まぁバレないように気をつけるんだぞ小坂』
先生は口の前に指を一本運びウインクを俺にしてきた。仕方なく俺も返した。
俺と先生は教室に戻りホームルームをした。
今俺は余裕がある。學校において一番権力があるであろう、教師の一人を味方につかたのだ。笑顔でホームルームをすごし下校の準備をしようとするとまたクラスメイトの子達は俺を囲った。おいおい困るじゃないかとお得意のイケボをぶち込む。今、僕の周りはピンクの空気でいっぱいだ。々大変そうだけど志田一人を除けばここは天國だ。と間抜けズラをして帰ろうとしていると
『ドガッ』
誰かに當たった。目の前には機に伏せて寢ているの姿があった。何を言ってるのか聞き取れないがが顔をあげた瞬間またここは地獄へ変化した。
『なに』
志田だ。顔を見た瞬間思わず怯んで後ろに倒れた。そのせいで俺のスリッパは志田の近くに転がった。落ち著け落ち著け。自分に言い聞かせしずつ距離を取る。よりによってなんでお前がここにいるんだ。俺の天國を邪魔するなという心の聲を押し殺して素直に謝った。が
『謝って済むなら警察はいらないんだよ!』
上から目線、しかも強い口調で俺にそう言い俺のスリッパを投げつけてきた。
ってあれ、痛くない、てか當たったか?恐る恐る目を開けるとそこには片手に俺のスリッパを持ち子にしては背の高い長髪でしいの姿があった。その後ろに不機嫌そうな顔をした志田が急いで教室から飛び出していたのが見えた。
『大丈夫?』
『は、はい。』
やばい。しい。話すのに張する。
『あ、ありがとうございます。今度お禮します。』
だが俺はすぐその場から立ち去りたかった。このピンクの空間が黒になる前に。するとそのは立ち去ろうとする俺を止めキャッチしたスリッパを俺に投げて渡して
『あら、これくらいのことでお禮をしてくださるの?』
すごく上品な喋り方だ。
『は、は、は、はい』
俺にはイケボを出す勇気も力もなかった。するとそのは衝撃の言葉を放った。
『お禮ね、じゃあ私と付き合ってくださる?』
【書籍化】傲慢王女でしたが心を入れ替えたのでもう悪い事はしません、たぶん
「貴方との婚約は白紙に戻させて頂く」凍りつくような冷たい美貌のリューク・バルテリンク辺境伯は決斷を下した。顔だけは評判通りに美しいが高慢で殘酷な性格で、贅沢がなにより大好きという婚約者、ユスティネ王女……つまり私の振舞いに限界になったからだ。私はこれで王都に帰れると喜んだけれど、その後に悲慘な結末を迎えて死亡してしまう。気がつくと再び婚約破棄の場面に時間が巻き戻った私は、今度こそ身に覚えのない濡れ衣を晴らし前回の結末を回避するために婚約破棄を撤回させようと決意した。 ※ビーンズ文庫様より書籍版発売中です。応援ありがとうございました! ※誤字報告ありがとうございます!とても助かります。ひらがな多いのは作風ですのでご容赦下さい。※日間総合ランキング1位、月間総合ランキング2位、月間ジャンル別ランキング1位ありがとうございました!※タイトル変更しました。舊題「傲慢王女な私でしたが心を入れ替えたのでもう悪い事はしません、たぶん」
8 111初めての戀
美男美女。リア充達のハーレム物。 とは程遠い。年齢=彼女いない歴。要するに童貞が主人公の物語。 僕が初めて人を好きになったのは高校二年の春。まさかまさかの一目ぼれだった。 しかし、それは一目ぼれではなくて必然だったんだ。 運命的な出會いのはずなのに、運命はとうの昔から動いており、僕だけがそれを忘卻の彼方に置き去りにしていた。そう、忘れてしまっていたのだ彼女のことも、あの子との約束をも。 そしてあの人のことも---。 ある日を境に見るようになった夢、性別を超えて仲のいい幼馴染、心の闇を隠しムードメーカを演じる親友、初対面なのに目の敵にしてくる男子生徒、そして僕が戀に奧手だったのも、全部意味があった。 それらに気が付いたのはもちろん偶然じゃない、必然的に一目ぼれした彼女と出會ったからである――。 それでも君が好きだから。 必ず君を迎えにいくよ。 戀に不器用な男子高校生と一途に彼を想い続ける女子高生の、青春をかけたドタバタラブコメディー。 【更新頻度】 H31.2月より週一を目処に更新致します。
8 160高校で幼馴染と俺を振った高嶺の花に再會した!
「ごめんなさい、友達としか見れません」 俺は淺い付き合いからいきなり告白する他の人とは違う。こいつと積み上げてきた時間の密度が違う。 そう自信を持って告白した俺、桐生陽介は困惑した様子ながらもハッキリと返事をする"高嶺の花"藍田奏に、あっさり振られた。 あれから半年。高校生となった俺は再會した幼馴染の香坂理奈、藍田奏と同じ高校へ! 幼馴染と高嶺の花、そして部活。 さまざまな要素が入り混じる、新しい學校生活が始まった! 小説家になろうで190萬pvの作品です! コメント嬉しいです、ありがとうございます(*^◯^*)
8 188僕の姉的存在の幼馴染が、あきらかに僕に好意を持っている件〜
僕の幼馴染で姉的な存在である西田香奈は、眉目秀麗・品行方正・成績優秀と三拍子揃った女の子だ。彼女は、この辺りじゃ有名な女子校に通っている。僕とは何の接點もないように思える香奈姉ちゃんが、ある日、急に僕に急接近してきた。 僕の名は、周防楓。 女子校とは反対側にある男子校に通う、ごく普通の男子だ。
8 133婚約破棄予定と言われたので透明になって見たら婚約者の本性を知り悩んでいます
侯爵家令嬢の私…イサベル・マリア・キルシュは昔からの親同士の決めた會ったこともない婚約者ニルス・ダーヴィト・シャーヴァン公爵令息様と 16歳の學園入學の際にラーデマッハ學園で初めてお會いすることになる。 しかし彼の態度は酷いものだった。 人混みが嫌いでこの世から消えたいと思い透明薬の研究を進めてついに完成したイサベルは薬で透明になり婚約者の本性を知っていくことに…。
8 116過労死した王妃、2度目の人生は『破天荒』に歩む!
ポワナータ國の王妃エリスは執務中に倒れそのまま亡くなってしまう。その直後に神に出會い夫である國王が裏切っていた事を知る。エリスは神から人生をやり直してみないか?と言われ承諾、現世に舞い戻る。『王妃も貴族もまっぴらごめん!今度は思うがままに生きてやる!』公爵令嬢の仮面を脫ぎ捨てたエリスはいつしか『破天荒令嬢』と呼ばれ歴史に名を殘していく事になる。
8 95