《ただいま冷徹上司を調・教・中・!》仮がホントに変わるとき(13)
二人で眠ることを克服した私達は、週末だけではなく、2日に1度のペースでお泊まりを繰り返していた。
自然に互いの家に互いの生活用品が増え始める。
そのことがどれだけ喜ばしいことだったか。
私達はそれら全ての気持ちを伝えあった。
そして二週間が過ぎた水曜日。
凱莉さんは以前から決まっていた出張に行く準備をしていた。
「せっかくの週末なのに……」
そうボヤきながら荷造りをしているのは凱莉さんだ。
仕事第一の人で、『仕事と私、どっちが大切なの?』と聞けば『仕事だろう。くだらないことを聞くな』とバッサリ切り捨てるように言い放ちそうなのに。
「休日は社會人の権利だろう?出張は仕方がないが、なにも土日返上してまですることじゃないだろうに」
と、今では週末デートを返上してまで、どうして仕事をせねばならないのか、と愚癡をこぼすまでになった。
人は変われば変わるものだな、としみじみ思う。
しかし平日の仕事では、長時間の殘業は仕事の効率を下げる。
しっかりと計畫を立てて業務に當たれ、と皆に言い聞かせ、今までよりも的確かつスピーディーに仕事をこなすおかげで、會社での評価も鰻登りのようだ。
「しでも千尋との時間を確保したいがために始めたことだったけど、結果としてどっちも上手く回るようになった。これは千尋のおかげだな」
凱莉さんはそう言ってくれるけれど、私自は何もしていない。
今だって凱莉さんの荷造りを手伝うことしかできてないのだ。
綺麗に畳んだワイシャツを手渡すと、凱莉さんは溜め息をつきながら詰め込んでいく。
「月曜日の夕方には帰ってくるから」
「はい。ちゃんと待ってます」
4日も凱莉さんに會えないのは寂しくて仕方がないけれど。
「千尋と4日も會えない」
同じことを凱莉さんも思ってくれてるんだと知ると、途端に心が軽くなった。
「帰ってきたら、いっぱい抱きしめてください」
4日も我慢するのだから、どれだけ抱きしめられても全然足りないかもしれない。
けれど思う存分充電させてほしい。
そんな気持ちで凱莉さんに甘えてみる。
「當然だ。でも行く前にも……抱かせてくれ」
4日分の荷を詰め込んだキャリーをリビングの隅に置き、凱莉さんは私を強引に抱きしめると、そのまま深いキスをした。
艶めかしく絡む互いの舌は、離れたくない気持ちを表しているようだ。
凱莉さんは私を抱えて寢室へと向かい、ベッドに寢かせると急に私を求めてくれる。
「凱莉さん……明日早いんでしょ?」
一応そんなことを言ってはみるものの、與えられる快に抗えずについつい凱莉さんの首にしがみついてしまう。
「誰も4日分抱かせろとは言わない。今日の分だけでいいから」
私のけたところをでてくれながら、絶え間なくぐ私を凱莉さんは何度も味わった。
気怠さを殘した朝、いつもよりも早く家を出た凱莉さんを送り出すと、私は自分の用意を終わらせて、預かっていた鍵で施錠して會社に向かった。
そして4日後。
私は凱莉さんから思わぬ言葉を聞かされることになる……。
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