《冷たい部長の甘い素顔【完】》第2話 合コン

その日の夜、私は、居酒屋に來ていた。

席數も多く、比較的広いこの店は、私の中學以來の親友、堀田 由香ほった ゆみかが、雇われ店長をしている。

今日は三連休前で、他のお客さんたちも、ちょっと浮かれているのが見て取れる。

「今日は西中學校の同級生だよ。よろしくね。」

香が耳元で囁く。

「了解!」

私は、親指と人差し指をにしてOKサインを作ると、笑顔で答えた。

「はい! 自己紹介タイム〜!!」

陣の盛り上げ役と思われる小柄な男の掛け聲で合コンが始まった。

この合コンは、男とも由香の聲かけで、集められている。

香が、客寄せの為に、毎週合コンを開いているのだ。

その合コンも、男陣は毎週れ替わるけど、陣はほぼ毎週同じメンバー。

私は、今月の初めから、毎週のように、週末はここで合コンに參加している。

料金は全て男持ちという條件で、私たちは客寄せパンダになりに來ている。

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