《冷たい部長の甘い素顔【完】》第7話 翌週末

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9月28日   金曜日

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あれから、1週間。

會社では、2回ほど秦野部長とすれ違ったけれど、仕事上、特に接點のない私は、特に會話をすることもなく、再び週末を迎えた。

私は、今日も合コンに來ている。

今日の相手は、お醫者さんらしい。

大學病院や市民病院の勤務醫、開業醫の曹司の他、自分で開業して借金にまみれているという正直なお醫者さんもいた。

醫大の同級生だという彼らは、33〜4歳くらい。

お醫者さんならこんな所に來なくても、モテるんじゃないの?と不思議に思っていると、

「醫者っていう肩書きはモテるんだけど、デート中に呼び出されたり、勤務時間が不規則だったりするから、すぐ振られるんだよ」

と殘念そうにこぼした。

へぇ、そんなものなのなんだ。

外から見てるのと、実際の狀況は、違うものなのね。

合コンが始まってしばらくした頃、私は、また、奧の席に秦野部長を見つけた。

もしかして、ここ、部長の行きつけなの!?

そんなの、困る。

來週から、直屬の上司になったら、嫌でも私の顔も覚えるよね。

ここでの合コン三昧が明るみに出るのは、あまり、というか、全然、嬉しくない。

私は、お醫者さんとの合コンであっても、いつもの私の合コンルールのもと、連絡先を換はするけど、デートのおいはやんわりとお斷りして、帰宅した。

香からは、

「えぇ〜!?

なんで!?

もったいない!!」

って言われたけど。

だって、私は、男からチヤホヤされるのは嬉しいけど、男と付き合って振られるのは、もうウンザリだと思ってたから……

もう一生獨でいいの。

ひとりで自立して生きていこう!

私は、改めて、決意を固くした。

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