《冷たい部長の甘い素顔【完】》第63話 プレゼントを買いに

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12月8日 土曜日

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「じゃあ、行ってきます」

私は、將軍さんに手を振って出かける。

友人とランチに行くと言って出かけた私は、そのままし遠出して、この辺りで1番大きなショッピングモールへと向かった。

2週間後、12月23日〜24日にかけて、私たちは、溫泉旅行に出かける。

そのクリスマスイブに將軍さんにプレゼントを渡したい。

だから、友達と…と偽って、一人で出かけてきた。

服、鞄、財布……

ショッピングモールは、クリスマス商戦真っ只中で、各お店にいろいろなが並んでいる。

けれど、私は、プレゼントは腕時計に決めている。

この間、將軍さんが一人で出かけた時、浮気してたんじゃないかと、不安になった。

將軍さんがそんなことをするはずがないのに……

だから、決めたんだ。

今度の旅行で、私は、將軍さんにプロポーズする。

プロポーズは、男からだなんて、誰が決めた?

別に、がプロポーズしてもいいはず。

ただ、男は婚約指を贈ればいいけど、から男へは、贈るものがない。

だから、私は、腕時計を贈ることにした。

一生、私と同じ時を歩んでくれることを願って……

私は、時計専門店やハイブランドのショップを順に見て回る。

広い店を歩き回り、ようやく一つの時計に決めた。

機能重視!

もちろん、見た目のおしゃれさは必須だけど、それ以上にこだわったのは、海外でも使えること。

各都市に著くたびに、時刻をセットし直すのはわずらわしい。

飛行機の中で、その都市に合わせるだけで、簡単に時刻を変更できるものを選んだ。

だって、將軍さんは、部長さんだもん。

社長の海外視察に同行することもなくない。

そんな遠くへ出かける時こそ、私を思い出してしくて、その時計を選んだ。

將軍さん、喜んでくれるかな……

何より、プロポーズ、OKしてくれるかな?

いくらなんでも、付き合い始めて、2ヶ月半でプロポーズは早すぎるとは思う。

分かってるんだけど、私のこの気持ちは、もう揺らがないって、自信を持って言えるから。

だから、將軍さんも同じ気持ちだと嬉しいな……

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