《めブルーム〜極甘CEOの包囲網〜》Bloom7 は曲者、あなたは変わり者【6】 Side 翔
◆ ◆ ◆ Side 翔
湯船に浸かり、適溫の湯でがゆるりと緩んだところで、ふっと頬が綻ぶ。
やっと、香月を手にれた。
しくてしくてたまらなくて。けれど、彼の警戒心を煽らないように自重する日々は常に理を試されているようで、忍耐との戦いだった。
香月の前では自の醜いをおくびにも出さず、それでいてしずつ距離をめるのは簡単ではなかった。どこまでなら大丈夫だろうか……と、彼の中にあるボーダーラインを常に探ってばかりだった。
恐らく香月自も、どこまでなら大丈夫か……なんてわかっていないのだろう。
彼は俺の提案を従順にけれながらも、れ合うときはいつも顔を強張らせ、小さな一歩を踏み出すために必死だった。
そんな姿を毎日見ていれば、まだ告白しようなんて思えなかった。
せめて香月が自分から躊躇なく俺にれられるようになり、い表を見せなくなるまでは待つつもりだった。
ところが、先日は自ら俺にれてきたかと思うと、らかく微笑んだのだ。それが赤塚のアドバイスだと知ったときは、嬉しいやら落膽したやらで複雑だったが、なくともそれまでの香月からは想像できないほどの進歩だった。
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だから、もうし待ってからくつもりだった。それなのに、彼は急に出ていくなんて言い出したのだ。
もっとも、香月の主張は至って正常なものだった。おかしいのは彼ではなく揺を隠して引き止める俺の方だと、しっかりと自覚もあった。
けれど、ここまで來てそれをけれれば、時間をかけて築いてきた香月との関係が振出しに戻る気がして、とにかく彼をとどめる理由を探した。
最終的に予定にはなかった展開で想いを打ち明けることになったものの、結果オーライと言えるだろう。今は香月を引き止めることが先決だと考えていた俺にとって、彼が俺を好きだなんて想像以上の結果だったのだ。
もちろん、香月に悪く思われているとはじていなかったが、それでもせいぜい友人の域を出ないと自負していた。
だからこそ、彼には告白の返事ではなく、『対象になれるか』という趣旨の答えを求めたのに……。返ってきたのは予想の斜め上をいく回答で、今の俺が聞けるなんて思いもしなかった、けれどなによりも聞きたかった言葉だった。
とはいえ、今の香月と付き合えることを手放しでは喜べない。
嬉しいのは山々だが、人という関係がより理を揺るがしてくるのは想像にたやすく、これまで以上に忍耐を試されることになるだろう。
本當なら、ずっと我慢していた分、本能のままに求めたい。
香月の小さなを塞ぎ、同士をすり合わせ、食んで。舌を絡めて、口を侵し盡くし、吐息すらも飲み込みたい。
を隠す服を剝ぎ、華奢でらかそうなにれて。ねっとりと舐め、甘く優しく噛んで、ぐちゃぐちゃになるまでれさせて、すべてを暴きたい。
そうして、己の中にあるをぶちまけ、彼を汚したい。
そこまで考えて、自嘲混じりの笑みとともに息を吐く。
必死に理的な人間を裝っていても、頭の中は薄汚いに塗れている。
高校時代に香月で妄想していた奴らと、俺も大して変わらない。こんなこと、清廉な彼に知られたら幻滅されてしまうだろう。
は曲者なんて言うが、はもちろん、こういったにまで振り回される今、その意味をまざまざと痛している。
湯船に浸かっているのとは違う理由で熱を持った下腹部に、大きなため息がれる。
浴槽から出た俺は、頭のてっぺんから熱いシャワーを浴びながら、に囚われる心を諫めた――。
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