《TSしたらだった件~百合ルートしか道はない~》「お前なんて大嫌いだ!」
ぐぅ………二日間の間に二回も説明で時間を取られるとは思わなかったよ。
弟に説明して、武に説明して。これは今日中にあと數回説明することになるのか?
ありうるぞ、流れ的にいずれ説明で時間を取られるなんてことがあと2,3回あってもおかしくない。
「由、俺は今生まれて初めてお前との巡り合いの要因になった全てに謝したい気分だぜ」
あ、でも説明じゃなくて武という個人に時間をとられる可能がありえるな。
主にさっきから武の俺を見る目がかつて現在の彼である後輩ちゃんを見る俺の目に類似している気がしなくもないという意味で。
うわー、ホント嫌な予しかしないわー。
「そしてすごく久しぶりに手を繋いで歩きたい気分でも………」
「すみませんこの人チカn………」
「やめてくれ!」
ほら、予的中。確かに昔、というか小學校低學年くらいまでは手を繋いで歩いてたよな。だが今はやってないししたくもない。いくら馴染でも、男同士はな………あ、今俺の別じゃん。もっと無理だわこりゃ。
俺は武をやっぱおまわりさんにでも突き出そうかと思いそこらを探すが、運の悪いことに近くにパトロール中の警は一人もいなかった。居たら突き出してやれたのに。ちくせう。
「由が酷い………」
「突然手を繋いで歩こうとか言われたら誰だってそうするな。特に俺は」
「特に悪意も邪よこしまな考えも一切ないのに!?」
殘念だったな武。俺はその辺はデリケートな人種なんだよ。
武がしょんぼりするのを橫目に、俺は歩き出す。このまま時間を浪費していたら遅刻してしまうかもしれない。
遅刻なんてものはしないに限るからな。ちなみにこう見えて俺は小中と連続して皆勤賞をもらっている。かな自慢だ。
「ところで、もうちょっと距離を空けて歩けよ気持ち悪い」
「な、なんのことだ?」
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………學校に著かない。何故だ、さっきからずっと同じ場面を繰り返し続けている気がする。
まず武がセクハラまがいのことをして、俺がキレる。しかしすぐに別のセクハラまがいのことをし、俺がまたキレる。不なループだ。終わりなき戦いだ。
あまりに無意味で、非生産的だ。しかしどういうわけかこのループからすることが出來ない。
出するにはどうすれば良いんだ?
俺は、どうしたものかと思い、意味もなく前方上辺りをぼんやりと眺めてみた。
するとそこには時計が。そういや公園あったよな。今の今まで忘れるほどどうでも良かったんだけど。
えー、時刻は………8:06?
まずいな。ウチの學校は予鈴が8:20だから………あと14分。そして到著して教室に著くまでの時間を引くと………10分!?
時間を浪費しすぎた!
俺は、そのことに気付くと同時、ダッシュを始めた。走れば多分間に合うはずだ………
「由、お前なんで走って………やべぇあと10分じゃねぇか!教えてくれればよかったのに!」
全部お前のせいだろうが!というツッコミを飲み込んでダッシュを続ける。力のない俺が走っている最中に喋るなんて自殺行為だからな。無言だ。
「ちょっとはリアクションしてくれよ………あと、遅いな由!」
悪うござんしたね。足が遅くて。いつだって俺は萬年育2の運音癡ですよー。
俺は、うざったい野良犬を追い払うかのような仕草で武を追い払う。
運が超が付くほど得意なお前には分からないだろうよ………
「ところで由よ、お前はもっと早く到著したいか?首を振って返事をしてくれ!」
どういうわけだっての。まぁ早く到著したくないと言えば噓になるな。肯定だ。
首を縦に振ると、俺のは突然持ち上げられてしまい、背負われている。
えと…なんですかねこれ。
お願いだから俺が背負った方が圧倒的に早いからな!とかは言うなよ?
そんな俺の願いは虛しく、俺を背負った武は言った。
「俺がお前を背負って運んだ方が圧倒的に早いからな!」
………地味に現実的な話なのが痛い。
小説家の作詞
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