《TSしたらだった件~百合ルートしか道はない~》「TSしてよかったと初めて思うよ」

育終了後のこと。再び著替えタイムにった俺は、何故か修羅場に陥っていた。

ハメられた………犯人は分からんが、何者かが俺を子更室に投し、ついでに制服をれ替えてくれやがったのである。

俺のカバンにっていたはずの男子用制服を、子用制服にれ替えられたのだ。しかもご丁寧に下著付きで。ふざけんなチクショウ。サイズがぴったりでやたらフィットしてるのがムカつく………まぁ、それについてはサイズの合わない服を著て嫌な思いをするよりは良いのかもな。と思って何とか我慢しよう。

しかしなぁ、俺の制服がないと思ったら子更室とか、誰が仕掛けたのやら。

その上追加で嫌がらせなのか制服が子のものに………どんな恨みがあるんだっての。いや、善意で誰かがやったって可能もあるけどさ。

主に俺が元男であることを知らない誰かさんが、俺が男子制服を著ているのを見て制服が悲慘なことにでもなったのか?と思ったので自分の制服スペアを………あ、でもこれはありえないな。サイズがぴったりなのと下著については偶然で済ませられない。

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だとしたら、俺がTSした時に突然出現した現在の俺のそっくりさん、のストーカー?が俺にくれたとかか?

なんだか考えるほどに遠のいていきそうなので考えるのをやめた。とりあえずこれ以上深く考えところで不なだけだろう………というか信実を知ったところで嫌な思いしかしないに違いない。

なんたって、この制服と下著のフィットは明らかにストーカーとか、その辺の変態くらいにしか用意できなさそうだからな。

考えただけでも恐ろしい。特に俺ののスリーサイズ(主にバストとヒップ)を測っても居ないのに的中させるとかちょっとどころじゃなく変態的だなぁ。

うぇー。なんだか気分が悪くなってきた。

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ダメだ。なんか気分の悪さが取れないぞ。やっぱり俺の近に変態が居ると思うと気分は最悪だにしかならんな。

………そんな狀態のまま、放課後を迎えてしまった。

どうしたものか。こんな気分のままで部活とかあんまりよくないんじゃないか?というかあの部活はいつも通りでも疲れるってのにこんな異常狀態で行ったら………あ、いやでもすでにTSという異常狀態だからなぁ。変わらないよな、うん。

それに今日は後輩ちゃんに事を説明するという大事な予定もあるんだ。行かない訳には、いかないよな。

そもそもが異常狀態だったんだからこの程度の新たな異常恐れるに足らず!だ。

さぁ勇気を持って部室にろう。我らが部室に!

俺は數十歩ほど歩き、地味に良い立地にある部室のドアを開いた。

「どもー」

「き、君は新部員かい!?ようこそ文ゲー部へ!そして君に惚れた、結婚を前提にお付き合いしてください!」

「おい流石に自分の部活の副部長の顔を忘れちゃダメだろう」

しかし、部室にるなり現れたのは変態、もとい………部長である。

俺の所屬する、文蕓をノベルゲームから學び、そして書く部こと文ゲー部の、部長である。ちなみにこの部活は実のところ部長がやたら績優秀なこと、およびこの部がなぜか結果を修めていることが理由で存続されているのである。

実は一時期だけ七不思議に認定されてしまうほど、不思議な立ち上がり方をしたのだがそれはまた別の話なわけで………とにかく、凄い変な部であるとだけ覚えてくれ。

それよりも大事なのは、この部長についてである。

なんと変な部の部長であるにも関わらず恐ろしく頭が良い………さっき言ったな、これ。

じゃあこれだ。ものすごい変態で、好きで、一目惚れのクセがあるのだ。

例えば目の前に來ただけで惚れて、一分と経たずに結婚を前提とした際を求めるのだ。顔は良いから、もっとのんびりやっていけば大丈夫そうなのに。

だがいきなり俺に求してくるとか頭おかしいだろ。いくらTSしてると言っても男に惚れるなよ………

「あ、今度の子は冗談も上手いんだね!ウチのバカをネタに使うとは中々………」

「なぁ、今すぐふざけるのをやめないとお前の趣味を全校に曬すぞ?………このロr」「まさか君、田中だと言うのかい!?」

あぁそうだっての………気付くのおせぇしそれを最初に言おうとしたのに邪魔したのはお前だろうが。という言葉を無理矢理制して俺は部長に聞いてみることにした。

ここに來た主目的を。正直文ゲー部員としての活は二の次である。

「とりあえずどうでも良いことは置いといて、後輩ちゃん………雁奈は居るか?」

「………中々に文ゲー部員としてあるまじき言葉だね………居るよ?なんだか変なテンションだけどさ」

あぁそうか。ありがとう。

その意思をきで伝え、俺は部長から離れて後輩ちゃんのところへ向かう。

………さぁ、説明タイムスタートだ。

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