《TSしたらだった件~百合ルートしか道はない~》「あいつはやはりマトモな道を通らないらしい」
いやはや、人生ってもんはどうなるか分からないものだね。
本當に助けてほしい時に運よく生け贄もとい、救世主が現れてくれるなんて。
こういう面倒事の時にガタイがよくて、運神経どころかケンカも得意な(本人は認めてないが)武は最高の味方だ。
流石のテニス部さんであっても進んで敵に回すとは………思いたくない。というか進んで敵に回しても大丈夫な奴が居るとは思いたくない。
実際、數年前に近所のガラの悪い方々と凄まじいケンカになった時には4歳ほど年上の男10人を一人で蹴散らしてたしな。當時の俺からしても恐ろしくて二日ほど聲を掛け辛かったよ、うん。
一対一でも分の悪いような相手を十人、もはや同年代とは思えない。むしろ個人的には人間とすら思いたくなかったね。
今じゃ頭バカ、運バカ、本質的にバカという事で學校中で有名な武だが実際は意外と武闘派でも………あるかどうかはさておき、とにかく強い。
つまり大人數で來ているテニス部の方々を追い払うにはちょうどいい、というわけなのさ。
「武、ちょっと背後からたくさんの人間の気配がするから家まで送ってもらえるか?」
「任せろ!むしろ叩きのめしてきても良いぞ!」
うん、やっぱりバカだけど頼りにはなるな。
力と運能力だけは一流だからな………コイツが馴染でよかったと思うよ。心からね。
………それじゃ、帰りますか。
「先輩、いくらこの人がえげつないほど強いって有名だとはいえ、あの數にやられたら流石にどうにもならないのでは?」
「安心しな!由を送り屆けるだけなら五分も掛からんさ!」
後輩ちゃんが武一人で大丈夫か?と聞いてきたが武がそれを食い気味に否定する。
………いや、でも俺の家って意外にもそれほど近いわけじゃないし、この場所からならなくとも10分はかかるだろう。
武単獨でなら確かに5分だろうが、俺も居るなら10分は掛かるはずだ。
どうする気なんだ?
個人的にはちょっと不安というか、武のバカ度合いは単純な時間計算すら出來なくなってしまったというのか!?と疑いたくなるよ。
怖いものだね人類の退化は。というか武の脳の筋度合いは。
………って、うぇい!?
俺がついに武の頭がバカ度合いがついに時間計算すら出來なくなってしまったのか………と嘆いていると、足が急に地面から離れた。
え?ちょいこれなに?まさかとは思うけどこれって朝のアレの再現じゃないよね?
言っとくけど俺、武がいくら馬鹿でも送ってくれを急いでいるから最速で送ってくれだと勘違いしてるだなんて思わないからな。何せ馴染だ。長い付き合いでコイツが勘違いを起こすことはほとんどないってことを俺は知って………
「それじゃ行くぜ!」
………あれ?
そのあと、家に著くまでの道のりはどうやっても思い出すことが出來なかった。
―――――
「ハッハッハッハッハ!意外と遠回りになったな!すまん!」
「記憶がねぇぞ………」
家に著いて、地面に立ってようやく意識がはっきりしてきた。
なんだろうなこの覚、ものすごいことになったのは確かだけど何も思い出せない。いや思い出したくもない。
………ただな、思い出してしまえば最後大変なことになるのは確かだってのだけは分かるんだよ。どういうわけかさ。
しかし、記憶を失うほどの道のりって何なんだよ。余計に気になるぞ。
あ、別にちょっと武が切り傷を作っているからってケンカがあったとか思いはしないがな。
馴染なんだ。それくらい分かるって。
「それじゃ俺は行くぜ!今日は母さんが餃子作るって言ってたんでな!」
あぁ、そう。それじゃあな武。ちゃんと人間らしいマトモな道を通るんだぞ。親心的なもので言わせてもらうがあの道は本當に危険だ。主に俺の気分的にな。
しかし俺の魂からの言葉は武に屆かず、武は俺の目の前で塀を飛び越え、屋に乗り、それを飛び越えまくって家路へ著くルートに向かったのであった………
ちくせう。武という人間はやはりマトモな道を通らないのか。
ならば何故今日の朝ぶつかることが出來たんだ?
………謎だ。
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