《TSしたらだった件~百合ルートしか道はない~》「自重ないなお前ら」
突然のことになって悪いが、自重ないなお前ら。と言わせてもらいたい。
その心は………朝っぱらから家に押し掛けんな男ども俺は後輩ちゃんと一緒に學校に行きたいんだ!である。
なんと家を出ようとしたら、家の前にたくさんの男たち。どうやら一緒に學校に行こう、といに來たようなのだが、本當に自重してほしいとか思ったね。
まず家から出られないし、何より後輩ちゃんをって一緒に學校に行こうと思ったはいいけど家から出られないからそもそもうも何も學校に行くことすら難しそうなんだ。
今はどうにか家の中に閉じこもりつつ、証拠を手にれて微妙に脅すことで事なきを得ているが、もうこれマトモじゃない。
いくら略奪への忌避を取っ払ったからっていきなりこうなるとかなんなんだよ。比較的善良(個人的主観による)であるはずの日本人の國民はどこへ行ったんだ!?
………そうか神様よ、テメェが犯人だったな。じゃあ今すぐ死に曬せゴルァ。
とか言っててもことは始まらないので、ここである男を呼ぼうと思う。
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ちなみにそれは武じゃないぞ。そして後輩ちゃんでもない。むしろ俺の知る誰よりも、この男たちをどうにかできそうな男だ。
俺は電話まで近付き、話を取ってある番號へ掛けた。
「あ、すいやせーん。井上せんせー居ますかー?」
そう………我が校が誇る最強の育教師、井上である。
あいつはかつて、別の高校に居た時に起きたストーカー事件を『ただ登下校時に付き添って威圧する』という行為だけでやめさせたという噂があるからな。
それを頼らせてもらおうという寸法だ。ちなみに確証はあって、いつもいつも凄まじい威圧を発しているのにあれでまだ威圧はしていないという話があるんだが………それだ。
『あぁ、井上だ。どうした田中』
「家の前に結構な人數の男が居て、ちょっと問題解決をお願いしたいんですけども」
『ん?………あぁ、それならさっき五丈と鹿島と………よく分からんが一年の奴が心配して迎えに行ったぞ』
おいおい、武に郁馬に後輩ちゃん(これだけは不確定)だと?
まぁなくとも登下校時に三回連続で武タクシーを利用することにはならなさそうだから良いが、この三人だと………
武が理、郁馬が神攻撃、後輩ちゃんが脅迫で俺の立ち位置を全力で空中浮遊させてくれちゃいそうなんだよなぁ。
主に武が原因になりそうだけどさ。例えば『田中に手を出すと再起不能にされる(理)』なんて噂が立ってしまいかねない。
そんなの嫌だね、俺だって出來れば普通の高校生活を送りたいんだよ!
まぁすでにTSやら何やらで普通の高校生活からは遠ざかってんだけど、気分だけでも普通側の人間でありたいんだ。
なんかすごいじの(あやふや)刺激的な高校生活はまん。だからお願いなんで至って普通の、平凡な生活をさせてくれ。
しかしそんな俺の願いは屆かなかったのか………家の前から嫌な音が聞こえてきた。
擬音にするなら『グキッ』とか『あべしっ』とか。後者の方はちょっとわざと言ってるもあるけど。
「おい由!迎えに來たぞ!」
そして家の前でわざわざんでいる武。どうせあの嫌な音は中まで伝わっていると簡単に分かっただろうに。
でもこういったピンチの時は結構頼りになって便利で助かるぜ、武。
「ほいほい、ありがとな………ところでそこの奴誰?」
「あぁ、コイツはな………文ゲー部にりたいらしいから、部長に掛け合って部を何が何でも認めさせるって條件で人數増すために連れてきたんだわ」
そう説明したのは郁馬。
ふむ、文ゲー部の新部員ねぇ。
子で、なおかつ後輩ちゃんには及ばないし俺にも負けてるとは言え、かなりのだから郁馬と武の力を借りるまでもないと思うんだけどなぁ………
まぁ、助けに來てくれたんだからありがたく思っておくとしようか。
「ところで名前はなんと言うんだ?」
「大徳寺 加奈です!」
そうか、加奈ちゃん、ね………
ところで大徳寺という苗字にはものすごく聞き覚えがあるんだが………まぁ気のせいだろうよ。
とにかく、俺を助けに來てくれたことに関しては謝謝、である。
さぁ、學校に行こう。
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