《TSしたらだった件~百合ルートしか道はない~》「結局謎の総數は増えてるよおかしいなぁ」

おっすオレオレ、田中由でーす。

俺ってなんだか面白い星の元に生まれたんじゃないかないかなーとか、さっき思い始めたんだよね。

だってさ?どういうわけか問題が1つ解決したと思ったら新たな問題がそのを埋めるかの如く新たな問題が遣って來ちゃったんだよ。

謎が謎を呼ぶたぁ、このことだねぇ。

でもおかしいなぁ………新たな問題の方は俺に正すら摑ませてくれないんだ。面倒なことこの上ないね。

しかもあれだぞ?大徳寺ちゃんの問題が解決したその直後だぞ?問題が遣って來たのは。

なんのことか分からないって?

おいおい、察してくれよ。あのことだよ。晝休みに郁馬と環奈が大笑いしていた例のアレだよ!

あのあと武も來たんだけどさ、結局武も笑いだしたしなんで笑っているのか最後まで教えてくれなかったんだ。

ちょっとだけ疎外じちゃったね………ちょっとだけどさ。

それにそれで良かったはずなんだ。郁馬は笑い過ぎで咽ていたし、武なんざ笑い過ぎで腹筋割れるーとか言って悶絶してたもん。

お前は腹筋割れてるだろって定番のツッコミを俺や郁馬ではなく環奈が言ったのには臺詞取られたなーとか思ったけどさ。

僅かながら悔しかったよ。

まぁそれはともかくとして、今現在俺が居る場所に更なる問題が発生しているんだよね。それも今日解決した問題が等倍で帰ってきたかのようなレベルの問題が。

「田中ちゃん?僕は今とっても怒っているんだ………君がバラしてくれたおかげで僕の立ち位置が彼持ちにされてしまったんだよ。おかげでの子から避けられるわ避けられるわ………責任取ってよ」

「大徳寺ちゃん、ゴー!」

その名も部長による逆恨みという、なんつーかめんどくさいようでいて実はそうでもないが、部長が結構 ん面倒な人として認知されているが故に俺すらも避けられてしまう副次効果が発生するからそれはそれで凄く面倒な………要約すると、とても面倒な問題である。

今のところ大徳寺ちゃん部長キラーという名の対処法があるからなんとかなっているが、正直これが続くと気分が悪いよなぁ………

あぁ、これこそ『昨日の敵は今日の友』ってやつだよな。國語の授業で習ったけどそれが珍しく有効活用されるとは。學校の授業も中々侮れん。

というか大徳寺ちゃんは敵にしたら面倒だったけど味方にしたら最高に頼りになるんだなぁ………ありがたやありがたや。

下手な神より役に立つよ。

俺がそんなことを考えていると、部長による被害をけているわけでもないので割と真面目に作業していた(と、言っても基本的に文の方は部長が書くから誤字やら何やらを潰しているだけなので、完していない今はそこまで大変な作業じゃなかったりする)後輩ちゃんが不意にこんなことを口にした。

「いやー、なんか加奈ちゃんが味方についたと思ったら次の瞬間には部長が敵になってるなんて、世界ってものは不思議ですねぇ」

せやな。不思議過ぎるよ。

だってきのうまでは全力で敵対していたはずの大徳寺ちゃんが今は俺の味方しているんだもの。

でも、不思議極まりないのが世界の現実と言うか、なんとも訶不思議なのが當然と言うか………

まぁあれだ、世界が不思議なのは當然と思っていた方が心もも疲れないからお得だと思うよ。俺はね。

………うん………その、なんかそんなこと考えたってイラつくだけだから、今お得と言った分際で悪いけどやっぱやめといた方が良いかもしれないや。

だって神アレを不思議と稱すのはどう考えたって不思議の方々に怒られる気がするもん。

ごめんな不思議。とりあえず謝料やら何やらは俺ではなく神に請求………ん?なんだ今部長のび聲が………

おっと、どうやら向こう(ただし目の前である)で部長が大徳寺ちゃん捕まったみたいだな。

ふう。これで一安心だぜ。

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