《TSしたらだった件~百合ルートしか道はない~》「浮気男にゃ制裁を、しかし俺には救済を………お願いですからくださいマジで」後編

助けてド〇もーん。俺はついさっきこう言った。

しかし訂正しようじゃないか。『現狀を作り出した最大の元兇を除く誰でも良いから助けてくれっ!』てな。

………もちろん、いくら馬鹿な俺とてこんなことを意味もなくなんの繋がりもないのに言ったわけじゃないぞ。

ただ、ちょっとド〇えもんに助けを求めたはずが、どうやら間違ってどざえもんさんを呼んでしまったみたいなんだ。

「呼ばれた気がしてジャジャジャジャーン!神でーす」

「………久しぶりだな、どざえもん」

で、そのどざえもんってのは昔母さんがこの神が嫌いで嫌いで仕方ない時に付けたあだ名らしいな。

チクショウ………伏字を無駄に上手く悪用しやがって………悔しいがその悪知恵だけは評価せざるを得ない。

しかし神よ、テメェは愚かだな。

今この場が何だと思ってやがる。お前さえ來なけりゃ完全に修羅場ってたんだぞ?それを無駄に散らしてくれたな!謝するぜ!

だが、俺は珍しく神に謝しつつもなんとなく嫌な予がして安全地帯亮太の背後に避難した。

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まぁあれだよ。第六というか蟲の知らせと言うか、俺と言う神の被害者が神に謝するなんて異常事態が起こったからな………槍が降る、もとい雷が落ちるんじゃないか?と考えたのさ。

というかどう考えてもこの流れじゃ母さんの怒りの鉄槌あるいは鉄拳が飛ぶだろ。今の母さんの怒りの溜まり合と良く分からんけど因縁のありそうな喋り方を見るにな。

そういう訳で俺を守れよ?亮太クン。

「おい兄貴よ、何故俺の後ろに隠れるんだ。男だろ?」

「………、中は男。その利點を活用して何が悪いってんだ」

俺を守っている當の本人である亮太は何か不服のようだが、ここは我慢してもらおうじゃないか。

それに、お前は俺と違って格が良いんだから、余裕で俺を守れるだろう。

だから俺を守ってくれ、弟よ。

………あ、でもそうなるとケンカしてる後輩ちゃんとステラがなんか危険かもしれないわ。

どーしましょーどーしましょー。

二人の様子を見に行った時に母さんと神の爭いが発したら巻き込まれるだろうしなぁ………かと言って後輩ちゃんを放っておくのは男が廃るし………

うぅむ、こういうことがあるとラノベとかの主人公が羨ましくなるよな。悩まずズバッと行できるわけだしさ。

俺はヘタレ(自分で言ったら負けな気がするが)だしな。こういう時、確率を把握できる力でもあったら便利なんだが………なんたって、オートカウンターなんかよりも普段使いで便利だしさ。

いやまぁ、そんなもんあったら々大変なこともあるだろうけどさ。それでもこんなリスクのある時にはしくなっちゃうよな。

………話を戻そう。

まず俺はこれから何を考え何をじ何をするべきなのか、それを考えてから慎重かつ大膽、それでいてアクティブに行しようじゃないか。

ちなみに、訳が分からない奴のためにそれを要約するとこうなる。

『その場のアドリブでなんとかすることにして、とりあえず後輩ちゃんが心配だから見に行く』。それだけなのさ。

「で、兄貴は今俺の後ろで何故準備運してるんだ?」

「母さんと神の奴のケンカに巻き込まれて吹っ飛ばされるかもしれないだろう?」

「んなことあり………えるな。うん」

俺は準備運を亮太の背後で行うと、後輩ちゃんたちが火花を散らしている場所へと移を始めた。

その移はまるで忍者のごとくしなやかで、一切の音や気配をじさせない完璧な隠を誇っており、まるで戦國時代の忍者のようであった。

我ながら完璧な隠形だ。まぁ多分俺の力じゃなくてオートカウンターの力なんだろうけどな。

しかしオートカウンターにたよったものであろうともそれが完璧な隠形であることに変わりはなく、つまりは一切気付かれずに接近できるという事で………

「「お前は黙ってろやぁ!」」

………あるぇ?なんかすごく猛烈に強烈に嫌な予がするのですが。

的に言うと、親父が誰かが毆られてその上神のよく分からんパワーによって彼方へと飛んでいくところのコースにぶち當たってしまったかのような………

とりあえず伏せてしでも被害を軽減しようか。

軍事のラノベじゃ大抵のヤバい攻撃は伏せてりゃしなれど被害を軽減できるっぽい描寫があったし。

俺は無駄に完璧だった歩行作を、流れるようにスムーズなきで伏せの姿勢へ変更する。

そして………伏せた場所が悪かったのか、俺のに命中してしまった。

うそーん………伏せなきゃ當たらなかったやん、ただのバカやん………

そんな虛しさと悲しさが湧いてくる中、俺は伏せの勢のまま本日二度目の気絶を迎えるのだった………

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