《TSしたらだった件~百合ルートしか道はない~》「困ったときはあいつに責任押し付けようぜ!(ゲス顔)」

あぁどうしよう、困った困った。非常に困った。

母さんがドアを毆ってる時につい開けてしまってオートカウンターが発、思ったよりとんでもない威力でクロスカウンターしてしまうだなんて。

カウンターカウンターし過ぎてちょっとよく分からないんだぜ。

まぁとりあえず、これは確定だな。

神!俺はテメェを絶対に許さない!(まるで毆ったのは自分のせいではないとでも言いたげだ)

俺は虛空に悲しくびながら、そう決意した。

母さんが気絶してしまったのは俺のせいじゃないはずだ。そう、俺ではなく神が植え付けたオートカウンターが悪いのだ。

まぁ、この能力に助けられたことは幾度となくあるさ。

しかし………実の母親を毆っちゃう可能のある能力とか、ちょっとねぇ。

正直、この能力には意図的にoffれる機能とかつけてしかったものだよ………

いや、別にそれがあっても発してたのには変わりないか。

それじゃ結局何が悪かったんだ?迷宮りした。下手な素人探偵より素早く迷宮に突したんだよ。

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ハッハッハッハッハ………笑い事じゃないわこれ。

それに今この瞬間になってようやく気付いたけどこの狀況は完全に俺が疑われる狀況じゃないか。

母さんが倒れてる、俺部屋から出てる、そして母さんの顔辺りと俺の顔が赤く腫れている。

で、俺だけ気絶してない。

うわぁこれ俺が疑われる流れじゃん。どうするんだよ………いや悩んだところでどうにもならんけど。

まぁ、この狀況で唯一の救いなのは、今の俺がになっているということだろうな。

TSに謝するのは非常に癪だが、しかし俺が元の男のままならとりあえずギルティってことにされていたかもしれない。

しかしそれでも大変な事には変わりないぞ。母さんとかにオートカウンターについての説明をする必要があるし、何より休みの日まで説明に使わされることになる。

チクショウ神め、お前嫌がらせだけは得意だよないつもいつも。

それじゃそんなお前に言わせてもらうぜ。呪われやがってくれ。

「兄貴ー、さっき何か変な音が聞こえたけど、なにかあったのかー?」

………おーっと。亮太が來たようだな。

最悪のタイミング來てくれやがったがしかしこの程度の狀況、これまでの大問題たちと比べりゃどうってことないんだ!

俺は二階に上がってきた亮太がこちらを見付ける前に、そっと近づいて後ろから拘束し、まるで強盜のように靜かにするよう言う。

「亮太、ひとまず説明だけはしてやるから何を見ても騒ぐな、誰も呼ぶな、そして俺を疑うな………良いな?」

「突然後ろからそうやられて素直に従う弟がどこに居ると?」

「………お前の癖を人質に取っていることを忘れるな」

「失禮しましたぁ!」

よし、亮太を黙らせたぜ。これでまず亮太に説明出來るな。

俺は自分がやったことがなにげに酷いことであることから目を逸らしつつ、亮太への説明容を考える。

伊達に六日間もトラブル続きじゃないからな。俺も進化してる………主に、説明とは全ての事実を分かりやすく伝えるよりも一部隠して自分にとって有用な部分と、最低限必要な部分を伝えれば良いのだと。

そして、その最低限必要なものと言うのが事実・それとある程度前後數分に何があったか、ということ。

つまりは俺が母さんを毆ってしまったことを伝えつつ、それが不可抗力かつすべてあの神の責任であることを伝える必要があるという事だ。

じゃあどうやって伝えようか………

「おい亮太。とりあえず要約して話すぞ。俺ドア開けた、結界へこんだ、母さん突っ込んできて神の案地區ショーがくれた力でカウンター、K.Oした。OK?」

そりゃ簡単だよな。全部を要約して話すんだ。

まぁ過信はだが、これで亮太が勘違いして理言語を使ってきたらオートカウンターが発して毆り飛ばすだろうから、俺の説明に信憑が増す。

こういうのをマッチポンプって言うんだ。

自分で火種を撒いて自分で火消しに回り、得をする。

いやー、良いねこれ。ここ最近のトラブルラッシュで荒んだ心には素晴らしくいいものにじるよ。

それこそが荒みまくってる俺の現狀の証明なんだろうけどさ。

あぁ怖。俺が荒んでるなんて、嫌だねー。

とりあえず俺は亮太が萬一理言語に頼って來た時に備えて衝撃吸収の姿勢を取るんだけどさー。

なんたってオートカウンターの出どころはあの神だ。この場面に限って使えないという事もあり得る。

そして、警戒しながら衝撃が來るのを待つ………待つ………待つ………

「なぜとりあえず毆る的な反応をしないんだ弟よ」

「酷いな兄貴!?いくら俺でもを毆る趣味はねえよ!てかオートカウンターなんてもんがあるなら毆りたくねぇわ!」

………せやな。安心した。

「それじゃお前は俺の説明を信じるんだな?」

「………そうだ。つーかあんなクソ神を知った後なら兄貴の言うありえない事の実に三割くらいが事実に聞こえるぜ」

「おいコラ表出ろや」

訂正。安心したあと々幻滅した。

思ってたより優秀(主に突拍子もないことへの順応力が)だと思ったら俺信じられてなさすぎだろ笑えない。

三割って何なんだよ一………せめて六割からにしろや!

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