《TSしたらだった件~百合ルートしか道はない~》「登校中に事件が起こる、即ち今日は平和じゃない」
事件が朝っぱらから起こるようならその日は平和な日じゃない。それは常識だと思う。
だって朝一番で平和な日常ではなく酷い事件がいきなり起こるようならマトモじゃないもん。
たとえばほら、そのいやーな事件の影はすでに俺のすぐそばまで迫っているからね。平和じゃないよね。
我が家の前、學校に出かけようという一歩目にして俺は立ち止まっていた。
こんなことじゃいけないって分かってるよ?
でもね?
いくらなんでもこの狀況は………
「あー、警さん、これなに?」
俺は家の周囲にられたいくつかの張り紙を指さして、何故か家の前で待機していた警さん(、人ではあるが個人的にこの人私生活ダメな人なんじゃないかと思う)にそう言ってみた。
正直突然のことだし容もやたら格式張ってるじでその容も訳が分からないけど、とりあえず俺にとって害があるわけではないが、若干よろしくない容が書いてる気がするんだ。
え?何故かって?
いや分からん。ただなんかそんな気がしたんだ。
ハッ………これが主夫の勘ってやつか!すげぇな主夫の勘、未來さえも的中させてくれそうだぞ!
俺は突如として訳の分からないことを思いついて一人不審に盛り上がった。
しかしこれ本當にどういう意味なんだ?読めない訳じゃないがどうにも言い回しが難しいというか、やたら迂遠な表現が多いというか………
なんだろう、これ普通に使い方次第で詐欺にでも転用できそうなくらい分かりにくいよ。
的にはあえて読んだ相手に勘違いさせて気付かないに何かをするための書類………みたいな?
まぁ、相手は警察だし多分こういう形式じゃないとダメって奴だろうね。
だから疑っちゃダメだ。いくら先週酷く騙されまくったからって。
「あぁ、それはですね………あの変態たちに次近付いたらただじゃおかねぇって伝えるための紙です。だから安心して學校に………あ、でも心配な用ならパトカーで學校まで送りましょうか?」
「いえ良いです」
「そうですか」
うんうん、警(あるいは婦警さん?)の人もこう言ってることだし………ね?
國家権力まで信用できなくなったらもはやなにも信用できないし、せめてこれくらいは信じないとねぇ………
別に俺だって疑いたくて疑ってるわけじゃないしさ。
ほら、信ずるものは救われるって言うだろ?
………その言葉における信ずるものってやつの元々の意味が『神を信仰するもの』であることには非常に文句を言いたいことだが、とにかく俺は信じたい。
なんだかんだで様々なラノベでやられ役として定著しちまったが、地味にカッコいいシーンも多い警察って、子供の憧れみたいなもんだしさ。
俺がそんなことを考えながら學校に向かって歩を進めていると、不意に後輩ちゃんが口を開いた。
「先輩、あの張り紙の容なんですが………次近付いたらただじゃおかないって意味じゃなくて警察がガードするから次からは公務執行妨害で捕らえられちゃうぞ、って意味でした」
うそーん。警察までもに欺かれるとかどんだけ俺悪いことしたんだよ、なにか恨みでもあるのかよ………
いや、ポジティブに考えよう。
警察がガードしてくれるってんならそれはほぼ次近付いたらただじゃおかないってのと意味は変わらないし、それにその程度なら警察の人が俺が変にプレッシャーをじたりしないように気を使ってくれただけって可能もあるだろう?
そうだ、きっとそのはずだ、というか國家権力が普通で一般的でドノーマルな俺と言う一個人を騙したところで何の得もないよな。
そうだ、そのはずなんだ。
だから警察は流石に俺を欺いてたりはしないはずだ。
………ところで今『次近付いたらただじゃおかない』と『警察がガードする』って、よく考えりゃ後者は警察の人が俺にまとわりつく口実になっちゃうよねー的なことを思いついてしまったのだけれど、まぁそれはただの見守りだろうし害はないだろう………な(疑心暗鬼)
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