《TSしたらだった件~百合ルートしか道はない~》「俺が一人で帰るとロクなことが起こらないがみんなで帰ってもロクなことが起きない」
放課後………と言うのもし違和がある時間帯。俺は久しぶりに一人で帰宅していた。
なにやら後輩ちゃんは帰りに々買ってこいという容のメールが來たらしい。
なお武は部活の練習が長引いており、郁馬は母親の風邪が完治していないらしく急いで帰っていった。
その他にも俺の數ない友人である環奈は何やら『新しい時代が來たッ!』とか言ってトチ狂ったような顔でどこかに去っていった。
だから今日は完全ぼっち。なんだかし新鮮味すらじる一人帰宅だ。
あぁ、一人だとどーでもいいことを考えられるなぁ。
今日の晩飯………は材料が地味に殘っていたからじゃがでも作るとして、あとは何かあっただろうか。
晩飯についてはメニューを決めたし、食材も一応殘ってた。足りなくても亮太に買ってくるように言えばいい。
………しまった。何も考えることがない。
俺はロクに考えておかなきゃならないような用事もないのか………いや、ない分には困らないから良いんだけどね。
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だってここ最近用事めんどうごとばかりで休む暇も無かったしさ。
これで晴れて俺も面倒事から解放されて自由な、フリーダムな時間が手にるんだ………そう考えると俺が何もやることがない暇人であることが気にならなくなる。
ま、ひとまずここは暇であることを楽しもうじゃないか。どうせこの『暇』は短い命なのだから、それをエンジョイしなければ俺じゃない。
まず思考を停止して何も考えず無心で自宅に変えることから始めてみよう。普段はテニストーカー部に追われたり変態を躱したりで休む暇もないし、今日くらい楽しても良いじゃないか。というか楽しないと俺が大変なことになりそうだから、楽せよ俺。
そして思考を停止する一瞬の間、何も考えないことである種の集中狀態にったのか、偶然にして変な音を聞いた。
それはなんというか現代社會で暮らすとしてはあまり聞きなれた音じゃないが、なんとなく擬音で表すと『ドン』ってじの鈍い音。
………これ、どう考えても厄介事特有の音ですよね………
さらばだ平穏。君は短命だったがしかし俺の心をわずかながら癒してくれた。願わくばせめて明日の朝くらいまで保ってもらいたかったが。
俺はそう思いつつ、まぁこの場合はこっちからわざわざ首を突っ込んだりしなければ大丈夫な類だろう。と考えてそそくさと立ち去ることにした。
今必要なのは優しい平穏と平和。ラブアンドピースなんだよ。だから厄介事の被害者くん、ごめんな。俺は助ける事が出來ない。
「ゴルァ!逃げんじゃねぇぞ薫ゥ!」
………あれー、ドコカデキイタヨウナナマエダナー。
いや、薫なんて名前は割とありふれているし、これはきっと俺が知り合った檜山薫くんではなく見知らぬ別の薫くんなんだろう。
それにもしかしたら同じ薫でもの子って可能だって………
「ひぃぃぃ………助けてくださいぃぃ………」
違う子である可能だって………
「あァん?お前が転校なんてナメた真似してくれやがったおで俺たちは金に困るようになっちまったんだ………その落とし前付けろや!」
………あぁもうチクショウ!
なんだよなんで説明しちゃうんだよ不良くん!今『転校』とかいうワードを出しちゃったせいで俺の中でお前が毆った子の顔が薫くん(文ゲー部の新り)にしか考えられなくなっちゃったんですけど!?
この野郎俺は今凄くイラついちゃってるんだぜ………お前が今そんなことを言ってくれやがったせいで俺はここで平穏に安全に帰るという選択肢がなくなったちゃじゃないか。
ここで放っておいて々因果が回って後輩ちゃんに知れようものなら好度急落間違いなしだし、何より薫くんはウチの大事な新部員だしクラスメイトだ(セルフ言い訳)。
………助けるしかないじゃないか………!
相手は不良とかいう前時代的な面倒なお方たちだとはいえ、俺にはオートカウンターがあるからよほどヤバい相手でもない限り大丈夫だろうしさ。
それにほら、英國だかどこかの言葉にあっただろう。ノブレス・オブリージュ………たしか『持つ者の責務』とかいう意味の言葉が。
つーわけで、一発軽く乗り込んで助けますかねぇ………
俺はややゆったりとしたきで、薫くんと不良がケンカしていると思われる場所へと進んでいくのだった。
ほんじつのむだぶん
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