《家庭訪問はのはじまり【完】》第21話 飲み會
夏休みも後半にり、2學期の授業準備にった。
授業計畫をし、教材を準備する。
その合間をって、運會の準備をする。
1〜2年生で踴るダンス。
毎年、各學年の年の若い先生に押し付けられる、もとい、任せられる重要な仕事だ。
今年は、私と2年生の森先生とで曲を決め、振りを考える。
低學年は子供の好きなアニメの曲を選曲した。
振りが決まると、武先生、坪井先生を含め、1〜2年生の先生4人で練習をする。
教室の機を下げて、冷房をれて、練習開始。
教室に冷暖房完備の時代でよかった。
10年前なら、育館で汗だくで踴らなきゃいけなかったから。
課題提出日を過ぎると、宿題のチェックにる。
夏休みの宿題は、各家庭のが出る。
子供だけで、なんとなく出す子。
明らかに保護者の手がっている子。
ほぼ保護者がやったと思われる子。
こんなの宿題の意味あるのかなと、正直思わなくもない。
國語の時間の文章と夏休みの想文の出來が明らかに違うのに、賞狀はその子がもらう。
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図工の絵は普通なのに、夏休みの絵は、構図からして全然違う。
でも、賞狀はその子がもらう。
夏休みの賞狀は、お母さんのアルバイト代なの?
ま、今さらだけど。
そんな日々を過ごしていた夏休み最後の金曜日、また武先生に食事にわれた。
どうしよう?
瀬崎さんには、2人で食事に行ってしくないって言われたけど、斷るのも角が立つしなぁ。
そうだ!
「森先生、坪井先生、一緒にお食事いかがです?
夏休みももう終わりですし、運會へ向けて、決起集會って事で」
私は、2人きりを避けるために2年生の先生をう。
森先生は、初任で先月23歳になったばかりのの先生。
坪井先生は57歳の大ベテランのの先生。
子供さんは2人ともすでに人してるらしい。
「あ、いいですね。
行きたいです」
即座に明るく返事をする森先生。
坪井先生も、
「晩ご飯、作って來なかったから、どうしようかなぁ。
ま、たまにはお弁當でも食べてもらおうかな」
とあっさり同意した。
すると、武先生は、全員を送迎してくれると言ってくれた。
しかし、坪井先生は、ご主人に送迎してもらい、森先生も実家住まいなので、お母さんに送迎してもらうとの事。
結局、私だけ、送迎してもらう事になった。
今日、やってきたのはチェーン店の居酒屋。
私たちは、とりあえずビールで乾杯する。
「ぷはぁぁ… 
おいしい〜!!」
仕事の後のビールがおいしいと思うようになったのはいつからだろう。
「ふふっ
親父臭いですよ、神山先生」
森先生に指摘されるが、気にしない。
「私はもういいんですよ。
森先生みたいに、若くてかわいければ、もうし取り繕いもしますけど、私はもうすぐ28ですから、今さらかわいこぶってもねぇ」
私はそう言いながら、枝豆を口に運ぶ。
「ええ!?
神山先生、めっちゃかわいいじゃないですか?
子供たちもそう言ってますよ?」
優しい森先生はそうフォローしてくれる。
「ふふっ
子供に言われてもねぇ。
どうせなら、あと20年経って、イケメンな大人になってから言ってしいなぁ。
あ、でも、その頃、私47歳かぁ。
ふふふっ
あり得ないなぁ」
私がそう言うと、坪井先生が割ってる。
「私から言わせたら、23も28もまだまだ小娘よ。
せいぜい頑張りなさい」
「あ、坪井先生は旦那様とどうやって知り合ったんですか?」
私は興味深々で尋ねる。
「うち?  うちは同期よ。
初任者研修で出會ったの」
「ええ!?  初任研かぁ。いいなぁ」
「なんで?  初任研じゃなくても、教科研とか
  職場の出會いのチャンスはいろいろある
  でしょ?」
と坪井先生。
「教科研かぁ。
誰も寄ってきてくれないなぁ」
私がぼやくと、森先生が言った。
「寄って來なければ、寄っていけば?」
「え?  私から?  無理、無理」
「なんで?」
「そういう目で見た事ないから、誰に寄っていけばいいか分かんない」
「くくっ
夕凪先生は、鈍いですからね」
武先生が言う。
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