《妹は兄をする》1―兄妹―『い記憶』

あれは、いつの頃だろう…。

かった頃、私と兄はよく2人で仲良く、遊んでいた。

おままごとや絵を描いたり。人形遊びや、たわいもない遊びにもお兄ちゃんは、私にいつも寄り添って一緒に遊んでくれた。

お兄ちゃんは、小さい頃から私に優しくしてくれた。

私は、そんなお兄ちゃんが誰よりも大好きだった…――。

優しくて私の事を大事に思ってくれる兄を私は、心の中でかに想いを寄せていた。

大きくなったら兄と結婚したいとさえ、思っていた。

私は子供ながらに短冊にも、兄と結婚出來ますようにと神様にお願いして書いた事もある。

私はそれくらい、兄の事が大好きだった…――。

たぶん世界中で誰よりも兄を心から深く、しているのは私くらいだ。

私は自分のお兄ちゃんと、男のようにせるなら、全てを捧げてもいい…――!

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