《妹は兄をする》1―家族―『小さな幸せ』

朝日が昇る頃、私はベッドから起き上がり、部屋のカーテンを開いて窓を開けた。

空気は澄んでいて私は、窓の前に立って深呼吸をした。

外では雀が鳴いていた。朝から早く制服に著替えると、支度をすましてから1階へと降りた。

母は昨日から風邪で寢込んでいたので、

私は母のかわりに朝ごはんの用意と、

お弁當を作り始めた。

オカズは昨日の夜に作ったので、それをお弁當に詰めれば出來上がりだった。

まもなくして、時計が朝の7:00にかわる頃。

朝ごはんの用意を終わらせた。キッチンに立っているとパパが2階から降りてきて、私におはようの挨拶をしてきたのだ。

私は父とし話すと、エプロンを外して2階へと上がった。 

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