《妹は兄をする》4―家族―『小さな幸せ』
私は兄の寢顔を見ながら、ちょっと
幸せな気分だった。
私は寢ているお兄ちゃんの頭にり、髪をでた。
「優斗お兄ちゃん……」
私は兄の名前を傍で呟いた。
お兄ちゃんは相変わらずベッドの中で、
スヤスヤ眠っていた。
お兄ちゃんは目覚まし時計を
セットし忘れたのか。
目覚まし時計はセットされていなかった。
私は呆れながらも、お兄ちゃんらしいと
クスッと笑った。
お兄ちゃんは小さい頃から、
よく寢坊助だった。
家族の中で一番起きるのが
いつも遅かった。
そのたびに私がよく兄を部屋まで
起こしに行った。
「お兄ちゃん學校遅れるよ?」
「ホラ、早く起きてお兄ちゃん!」
私は兄を揺すって起こした。
兄は寢ぼけているのかベッドの中で
あと5分と、うわ言を言って
また眠ってしまった。
私はそんな兄の言葉にし思った。
――嬉しい…。
お兄ちゃんの寢顔、あと5分も
見れるのか。
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