《妹は兄をする》17―家族―『小さな幸せ』

「じゃあ、父さんは會社に行ってくる!」

「いってらっしゃーい!」

私と兄は父に手を振った。

兄は朝食を食べると臺所に來た。

「梨乃、朝ごはん味かったよ」

「ごちそうさま!」

兄がそう言うと私は食け取った。

お兄ちゃんは洗面所に行くと、

歯磨きをしに行った。

私は臺所で皆が食べた食を洗った。

兄は歯磨きを済ますと、私に

話しかけてきた。

「梨乃!」

「俺さきに學校に行くから!」

私は食を洗い終わると、慌てて

兄に言い返した。

「待ってお兄ちゃん…!」

「私も一緒に!」

私は兄にそう言って返事を返した。

しかし、兄は聞こえていなかったのか

玄関のドアを開けて外に出てしまった。

「じゃあ行ってきまーす!」

「あ、優お兄ちゃん…!」

私は急いで玄関の方に行くが、

兄の姿はもう其処にはなかった。

私は玄関の前で肩を落として、

ため息をついた。

「あ~あ」

「お兄ちゃん先に行っちゃった…」

「一緒に登校したかったなぁ…」

私は玄関のまえでそう呟くと、

2階に上がって自分の部屋へ鞄をとりに行った。

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