《妹は兄をする》14―妹の悩み―『お兄ちゃん私をみて……』

後ろを振り向くと室のドアが開いた。

私はその瞬間、呆然となった。

後ろを振り向くと、ドアの前には

兄が立っていた。

お兄ちゃんは私がまだお風呂から

上がった事を知らないようだった。

私はバスタオル一枚のままで、

洗面臺の前に唖然とした顔で立っていた。

兄は私の姿を見るなりその場で、自分が持っている著替えの服を床に落とした。

私達はその瞬間、目と目が

あってしまったのだった。

お互いに言葉をなくすと黙ったまま、

その場に立ち盡くした。

呼吸する音が相手に聞かれてしまうくらい、私達の周りは靜かだった。

靜寂にとけこむほと、私の

息苦しくなった。

そして、私の心臓は鼓が急に早くなった。

兄と目があっただけで、私の

兄にときめいた。

顔も急に熱くなってきて、まるでの奧が燃えるように熱くなった。

私と兄はその場で暫く黙ったまま、目と目があったまま呆然と立ったのだった。

[-妹の悩み-](18/31)

お兄ちゃん私をみて…

兄に見られていると言う気持ちが高まると、私は不意に気がついた。

気がつけば自分は、バスタオル

一枚だった。

私は瞬時に恥じらった。

兄は私がキャッと聲をあげると、

その場でハッとして我に返った。

そして、慌てるように目をそらした。

「なっ…なんだよ」

「梨乃、ってたのかよ」

「驚かすなよな!」

兄はそう言うと目をそらして、

自分の頭を片手でかく仕草をとった。

私はその場で小さく頷いた。

自分の顔は兄に赤面したままだった。

お兄ちゃんにを見られたと思うと、急に恥ずかしくなってどうしようもなかった。

自分の心臓の音がうるさいくらい聞こえてきた。

兄に怪しまれると思いその場で深呼吸しても、心臓の音はなかなか鳴り止まなかった。

私は目の前にいる兄にとして、意識してしまったのだった。

私が黙っていると、兄は床に落とした

自分の服を広い始めた。

私は目の前にいる兄を呆然と見ていると、さっきの事が不意に頭の中を過った。

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