《double personality》episode3
ほぼ全狀態の男に上著をいでからギュッと抱き著いた。
大事にしていた上著を汚したくなかったのだ。
向き合って自然と冬李が立て膝なる様に抱き合う。
當然、冬李の細い腕が男の背後まで回る筈もなく、肩を小刻みに上下させて可笑しそうに笑った。
『どうしたの?』
「ふふ、、お父さん思い出して...。背中広くて落ち著く」
長いまつを伏せて、嬉しそうに男の腕に顔を埋めた。
実際父親の背はこんなゴツゴツしていない。もっと暖かく優しかった。全部口から出任せだった。
『ッそっか。呼びたければお父さんって呼んでもいいよ』
男が冬李の栗でフワフワした髪をでようと手をばすと、今までとは比べにならない程の強い力で冬李が男の腕を摑んだ。
「僕にれるな...ッ!!」
怒りに満ちた顔で凄む冬李に、男が行き場のない手を宙に彷徨わせた。
余裕を無くした顔で興しているのか、肩を上下に揺らしている。
『...え?』
「ッ...!ごめんなさい。ちょっと落ち著かなくて...」
冬李の気不味そうな聲に耳元でフゥと溜息を吐く音がした。
『ビックリするからそういうイタズラはやめなさい。君も遊びたくて私をったんだろう?』
『遊んでしければ大人しくしてなさい』男がそう言うと摑んでいた冬李のから太へと手をらせた。
気の悪い目をする男だ。
「んっ、ぁ...」
ぷっくりと膨らんだ小さな口から甘い鳴き聲がれ、その反応を楽しむ様に男が手を冬李のの中心へと進めていく。
『太、気持ちいい?期待させたかな?それとも丁度発期なのかな?』
楽しそうに聲を弾ませる男が、冬李のズボンのチャックをゆっくりとおろし、黒いジャケットの下に著ていた白いシャツのボタンに手を掛けた。
ほんじつのむだぶん
mixi・pixivで無駄文ライターを自稱している私が、 日頃mixiで公開している日記(無駄文と呼んでいます)を 小説家になろうでも掲載してみようと思い実行に移しました。 これは1日1本を目安に続けていこうと思います。 ご笑納くだされば幸いです。
8 178夜明けを何度でもきみと 〜整形外科醫の甘やかな情愛〜
菜胡(なこ)は、整形外科外來のナース。 ある日職場でもある整形外科外來室に見知らぬ男性がおり、追い払おうとした時、転びそうになって男性に助けられる。 お禮を言おうとしたら、抱きしめられて、いきなりの口づけが落ちてきた。 ファーストキスを奪われた上、この男性は新しく赴任してきた整形外科醫だと知って驚く。 初対面でいきなりキスをされたのに、その日から男性のことが気になり始めて……。 過去の戀愛に良い思い出のない二人が、最悪の出會いを果たした。運命の糸が緩やかに絡んでいく。
8 166婚約破棄されたら高嶺の皇子様に囲い込まれています!?
男爵令嬢シャリーアンナは、婚約者の侯爵令息に長い間虐げられていた。 「格下だから仕方ない」と耐え続けていたが、ついには殺されかけ、さすがに一言もの申すことにする。 だが婚約者は格下相手に注意されたことで逆ギレし、婚約破棄を言い放ってくる。 するとなぜか、その場に居合わせた隣國の皇子殿下がシャリーアンナに急接近し、自分の世話係に任命してしまう。 (きっとこれは何かの間違いね。わたくしみたいな凡人、すぐに飽きられるだろうし……) しかし、抑圧的な環境から解放されたシャリーアンナは、本來の能力を発揮し始める。 すると皇子殿下には、ますます興味を持たれてしまい……!? 地味で平凡な令嬢(※ただし秘密あり)が、隣國からやってきた皇子殿下に才能と魅力を見抜かれて幸せになる話。
8 172婚活アプリで出會う戀~幼馴染との再會で赤い糸を見失いました~
高身長がコンプレックスの鈴河里穂(すずかわ りほ)は、戀愛が苦手。 婚活アプリを宣伝する部署で、強制的に自分が登録することになり、そこで意外な出會いが待っていた。 里穂の前に現れた幼馴染との関係は? そして里穂にアプローチしてくる男性も現れて…。 幼馴染の企みによって里穂の戀はどうなるのか。 婚活アプリに登録したことで、赤い糸が絡まる甘い物語。 第14回らぶドロップス戀愛小説コンテスト 竹書房賞を受賞をいたしました。 お読みいただきありがとうございます。 9月22日、タイトルも新しく『婚活アプリの成婚診斷確率95%の彼は、イケメンに成長した幼なじみでした』 蜜夢文庫さま(竹書房)各書店と電子書籍で発売になります。 ちょっとだけアフターストーリーを書きました。 お楽しみいただけたら嬉しいです。
8 178ルーズリアの王太子と、傾いた家を何とかしたいあたし
貧乏子爵家の長女として生まれたマリアはギャンブル好きの父、見栄をはる母、放蕩をする雙子の弟を抱え、二月後のデビュタントに頭を抱える14才。 祖父から堅実なお前にと譲られた遺品と鍵つきの祖父の部屋を與えられたものの、少しずつ減らさざるを得ない寶物に嘆きつつ何とかしたいと努力していたが、弟に部屋に侵入され、祖父の遺品を盜まれた時にブチキレた! 一応、途中の內容の為に、R15を入れさせていただきます。
8 181婚約破棄された『妖精の取替え子』
『妖精の取替え子』であると伯爵家で信じられていたセシルは、療養という建前で実は領地で虐げられていた。王太子の婚約者となったことで急遽王都の學園に來ることになったが、すでに戀人のいた王太子は、爵位の低いセシルを蔑んで馬鹿にする。そして、卒業パーティの日、セシルはとうとう婚約破棄を告げられた…。 虐げられていた少女が幸せになる物語13話。 ★完結しました。誤字報告本當にありがとうございます。 番外編3話追加しました。全16話です。
8 103