《double personality》episode19

肩に回っていた森塚の手に力がり、冬李のが後ろに傾き、そのままベットに倒れ込む。

「っビックリした...。え?なに?」

急にが天井を向き、予期せぬ衝撃に自然とを取ろうとしたのか、両腕を元に寄せて固く目を瞑つむっていた冬李が恐る恐る大きな瞳を瞼からのぞかせた。

「森塚?...顔赤い」

冬李が腕をばし、顔を赤くして黙りこくったままの森塚の額に手を當てた。

どことなく呼吸が荒く、興した様に肩を上下にしている。

『...悔しかった。ずっと好きだったのに、気付いた時にはその好きな相手は俺の前から居なくなってて、やっと會えたのに、変なのが居るし...』

「っ...ると伝染るよ。いろんな人とヤリまくってたから、他にも...っ病気持ってるかも」

引きつった笑顔を無理やり顔に浮かべて、森塚の頬をでる。

『っ...』

「...っおれ、森塚には、、嫌われたくない...っ」

ポロポロ溢れる涙を暴に拭いながら、絞り出す様に言った。

「俺も、あんたが好きだよ...。だけど俺、あんたにまで迷かけちゃうから...」

『...そんなの、関係ねぇよ』

「...?っ...!?」

森塚が冬李の額に優しくるようなキスをする。

「...もりつか?」

『口にしていい?』

「...そう言うのはいちいち聞かなくていいんだよ」

『ん...』

「ンっ...あっ...」

お互いの腕をお互いの首に回して、ゆっくりと口に舌をれていく。

森塚の優しい溫もりが、ゆっくりと冬李を安息の底に沈めていった。

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