《~大神殿で突然の婚約?!~オベリスクの元で真実のを誓います。》數年前にも見た。同じ悪夢
「わ、わわわわわわわわ」クフは慌てて翅を払った。
「いやだいやだいやだいやだ!」
神殿全に黒い翅が降り注ぐ。マアト神だ。オベリスクの頂點に人影が見えた。
クフは王の裁を捨て、しゃくり上げて、ティティに縋り付いた。
「嫌だ、ティティ、裁きは嫌だ! ねえ、左眼が痛いよ。僕には悪意なんか、ないんだ……本當だ、兄が、兄が全て悪いんだああああああ……!」
クフはフラフラとオベリスクを通り過ぎ、重なった階段に躍り出た。黒い翅は止まることなく、神殿を滅ぼす勢いで増え続け、クフの足元は膝までもが黒い翅に覆われた。クフはにっこりと笑ってティティに手をばした。
「ティティ、ごめんなさい! 謝るよ! だから、ふふ、きみなら、僕を助けられるんだろ! みんな、聞け! 數年前の裁きは、全部兄と、このが――嫌だ! 僕の霊魂アクを返せ! 火の海なんか、嫌だあああああああ!」
數人が絶するような複數聲帯の聲。
凄まじい裁きの音と、絶を殘し、神殿でのターナ王妃の激しい悲鳴を最後に、裁きは止んだかに思えた。しかし、轟きは収まらず、テネヴェ全に拡がってゆく。
大きな羽音と共に、マアト神が降りてきた。
「――テネヴェ。金際世界に不要」
數年前にも見た。同じ悪夢が再び起きようとしていた。
うちのダンナはぽっちゃり男子
ダンナからのお許しが出たので、書いてみることにしました。 「ぽっちゃり男子」であるうちのダンナの生態と、我が家の日常をのんびりと書いてゆく所存です。 難しい言葉なし。 関西弁。 おやつやすきま時間のお供に、のんびりお楽しみいただければ。 たまに挿絵が入ります。 ※カクヨム・アルファポリスにても同時公開しています。 挿絵のあるページのサブタイトルには、※を入れていきます。
8 72婚約破棄されたら高嶺の皇子様に囲い込まれています!?
男爵令嬢シャリーアンナは、婚約者の侯爵令息に長い間虐げられていた。 「格下だから仕方ない」と耐え続けていたが、ついには殺されかけ、さすがに一言もの申すことにする。 だが婚約者は格下相手に注意されたことで逆ギレし、婚約破棄を言い放ってくる。 するとなぜか、その場に居合わせた隣國の皇子殿下がシャリーアンナに急接近し、自分の世話係に任命してしまう。 (きっとこれは何かの間違いね。わたくしみたいな凡人、すぐに飽きられるだろうし……) しかし、抑圧的な環境から解放されたシャリーアンナは、本來の能力を発揮し始める。 すると皇子殿下には、ますます興味を持たれてしまい……!? 地味で平凡な令嬢(※ただし秘密あり)が、隣國からやってきた皇子殿下に才能と魅力を見抜かれて幸せになる話。
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8 90先輩はわがまま
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