《Waving Life ~波瀾萬丈の日常~》40話 明日は明日、今日は今日

明日は明日、今日は今日

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玲先輩、宏誠、香の4人で沢山遊んだ8月25日から1週間が経った8月31日。

まだまだ夏は終わらないといった雰囲気を太が醸し出していた。

明日から9月とはいえ、まだ夏真っ盛りと言っても過言ではないほど暑い。

今日で夏休みが終わり、明日からは通常通りの授業が始まる。

2學期は、とても楽しみにしている。

というのは、あるイベントが控えているからだ。

10月初めにある學校祭だ。

毎年、沢山の人がこの平翼高校の學校祭に訪れる。

學校祭期間の3日間は絶えず人が行き來する。

それだけ多くの人がやって來るのには、大きな理由がある。

俺は學校がそれなりに近いということもあって過去に何度か來ているのだが、まず驚くのは規模の大きさだ。

1學年3クラス合計9クラスのイベントや模擬店はもちろんのこと、生徒會ごとや委員會ごと、部活ごとにもそれぞれ催しを行っている。

更に毎年生徒會が近くの飲食店にお願いし、特別に屋臺を開いたりしている。

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また最終日には午後6時にグラウンドにて、夕方祭りが行われる。

そこでは、ダンスや出しなど沢山の催しが企畫されている。

とにかくこの3日間は1年で最も楽しめるイベントなのだ。

そしてその準備は明日、つまり新學期最初の日から始まる。

そのため待ち遠しくて仕方がないのだ。

2

午後6時。

あと6時間もすれば事実上夏休みが終わり、9月1日を迎える。

今日1日は、順調に進んでいた課題を最後の仕上げで終わらせるために使った。

そして、この夜の時間をどう過ごそうかと考えていた。

とりあえず、部屋の別途に橫になる。

天井をボーッと眺めていた。

「そういえば、夏休み々あったな…」

蘭華が突然って始まった沖縄旅行。

たくさん海水浴をして、真っ黒に焼けたは今も焼けたままだ。

思い出せば、エメラルドグリーンの海が浮かんでくる。

絵里と水族館へ。

綺麗な魚達を見て、いろいろじた。

帰り際にキスされたよな?

桃山 実咲を2人のヤクザから救った。

玲先輩の運能力の高さには驚かされたが、とにかく彼を助けられてよかった。

そのおでメールアドレスが、俺の攜帯の中にある。

最終日、先輩と近くの喫茶店に。

先輩の優になった経緯とか、辛い経験とかを聞けた。

先輩が、どれだけ頑張っていたのかっていうのがしみじみと伝わってきた。

沖縄旅行から帰ってきて、1つ大きな問題があった。

ずっと放置していた課題が山のように積み上げられていたのだ。

蘭華を呼び出し、2人で闘。

半彌がこっそり隠していったエロ本を勘違いされて急所を蹴られた。

あの時は本當に痛かったな…。笑。

効率を上げるために1年1組を率いるリーダー、西島洋介を呼びとにかく勉強漬けだった。

2日目に、半彌と絵里がやって來たときは本當にやばいと思ったけど、結果的には終わることが出來たので今ではいい思い出だ。

そして夏祭り。

蘭華、絵里、半彌と一緒に近くの神社へ。

祭りの楽しさで心が躍っていた。

今もの高まりは、忘れられない。

途中で、沖縄旅行時にいた桃山さんと再開。

蘭華と絵里はもともと知り合いだったらしく、さらに隣のクラスの人だと知った時はとても驚いたな…。

そして、最後にとりどりのしい花火をみた。

あの時のしさは言葉で表現出來ない程だった。

最後は、デパートへお出掛け。

つい1週間前のことだ。

玲先輩の提案で、一駅先のデパートに行くことになった。

特にどこかへ行こうと決めてはいなかったらしく、ずっと考えていた。

結局、ただが見たいからという理由でペットショップへ。

宏誠といろいろあったけど、もうお兄さんと呼ばれないと思うとちょっぴり嬉しい。そしてちょっぴり寂しい。

その後、食事を済ませゲームセンター。

先輩との勝負に負けたのは悔しかったけど、その後に見れた笑顔はとても可らしかった。

その後も、いろいろ遊び家に帰った。

帰ったのは、午後9時。

ここまで沢山遊んだのはいつぶりだろうか?

とても楽しい1日になったと思う。

そしてそれから1週間。

適當に時間を潰して今に至る。

本當にイベントが起こらない日々は退屈だった。

退屈しのぎのことも次第に飽きてくるので、休みなんて早く終われば良いのにとか思っていた。

ようやくその日々が終わり、充実した日々が返ってくるのだ。

俺は午後6時30分でありながらも眠りにつこうとした。

布団をかぶる。

でも何でだろう。

の高まりが収まらない。

學校祭が楽しみだというのは確かにある。

でも、それ以外にも原因がある。

原因は1つ。

俺はある人を好きになった。

ある人にをしたということを自覚してしまったからだ。

結局1時間寢られなかったが、最終的には夢の世界へと落ちていった。

俺と蘭華、絵里。

その3人の間の関係はこの學校祭を機に間違いなく変わってしまう。

それは、俺がある人を好きになってしまったことと大きく関係しているからだ。

期待、希。それと不安。

その両極端の気持ちを抱えて俺は、2學期を迎える。

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