《攻略対象外だけど、好きなんです!》14 「足りない部屋」

 みんなの自己紹介を済ませ、お風呂にった後、菜々香ちゃんと日梨ちゃんと私は私の部屋に集まることになった。

「こんなに広いのに、個人部屋が九つしかないなんて、ありえないわ。」

「今は砂原さんと伏見さんが相部屋。…だけどまた一つ足りなくなった。」

「どうしましょうか…?」

「なんだか堅苦しい子ね……さっきも敬語使っていたけど、口癖なのかしら?あなたいくつ?」

「今年で18になります。」

「私は16。」

「私は17才よ。よろしくね。」

「けど、困りましたね…。ついこの間、相部屋の話でめたばかりなんですよ…。」

「砂原さんと伏見さんを除いたら、聞き分けの悪いのしかいないから。」

「そろそろ疲れましたし、お休みしたいです。とりあえず菜々香ちゃん、私の部屋に來てくださいませ。それで、菜々香ちゃんの部屋を日梨ちゃんが使ってもらうのはどうでしょうか?」

「そうする。…とてもいい案。」

「そうね…助かるわ。」

「ありがとうございます。そして、明日からのことは、明日集まって考えませんか?お二人は、いつ時間が空いておられますか?」

「私はいつでも暇よ。」

「私は、午後からは予定はない。」

 

 うーん。 …私も午後からは暇かな。

「じゃあ、午後から食堂で集まりましょう。」

「分かった。」

「りょーかい。」

 午後から三人で集まることになった。

 覚えておかないと。

「こんばんは、お嬢さん方。ちょっといいかな。」

 この聲は……神楽くん??

 どうしたんだろう?

「神楽くん、どうかされましたか?」

「明日のことなんだけど…日梨ちゃん、だよね?よかったら、船の中を案させてもらいたいんだよ。いいかな?」

「私?…午前中なら、空いてるけど…。そうね、まだよく船の中を見てないし、頼むわ。」

「……手が早い。」

 菜々香ちゃん……笑

「ちょっと、菜々香ちゃん?変な言い方は止してくれよ。…俺はただ、新しくったの子に優しくしたいだけだよ。」

「そんなこと言って、本當は自分のチームにれたいだけ。」

「チーム?なにそれ。」

「この船には私たちしかいないんです。ですから、食事や掃除は當番制で回しているんです。」

「今週は私のチームが食事當番。雪月さんのチームはお休み。神楽さんのチームは二階擔當。」

「ふーん。」

 ちなみに、菜々香ちゃんのチームは、東 海斗くん、乙哉 太一くん、桐ヶ谷 ロンくんがいる。

 私のチームは、砂原 隼くん、澄 紬くんがいる。

 最後に神楽くんのチームには、伏見 和樹くん、葉月 湊くんがいる。多分日梨ちゃんはこのチームにるだろう。

「チームと言っても、派閥などではない。だから、日梨さんの好きなように決めたらいい。」

「……そうね、ものは試しよ。明日、よろしくお願いするわ。」

「ふふ、やった。じゃ、また明日!楽しみにしてるよ〜。」

 神楽くんはそれだけ言って、帰って行った。

「それじゃあ、私も帰るわ。また明日!」

「「日梨ちゃん、また明日!」」

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