《好きだよ》第11話

真弓「舞ちゃんー」

舞「あ、真弓先輩…」

真弓「次翔が走るよ」

舞「そうですね…」

係「位置について」

真弓「ねぇ舞ちゃん」

係「よーい」

真弓「もしかして舞ちゃんって」

係「ドン!」

真弓「翔の事好き?」

舞「えっ…」

真弓「見てたらわかるよ…熱い視線で翔の事見てたり、翔と話してると誰と話してる時より笑顔で」

舞「そ、そうなんですか…」

真弓「あと、私が翔の事好きだって言ったあとからなんか考え事してるみたいだし」

舞「そ、それは…」

真弓「ねぇ…どうなの?」

舞「私は…」

真弓「…」

舞「私も…翔先輩が…好きです…」

真弓「そっか。ごめんね応援してくれる?とか聞いて」

舞「いえ!真弓先輩は私が翔先輩の事好きだってまだ知らなかった時ですし!」

真弓「そっか。あ、翔ゴールした」

舞「あ、本當ですね」

真弓「あいつ相変わらず運は苦手みたい」

舞「最下位でも頑張ったって先輩の気持ちがわかればいいんじゃないですかね」

真弓「そうだね」

舞「私先輩のとこ行ってきますね」

真弓「いってらっしゃい」

舞「翔先輩!」

翔「あ、舞ちゃん」

舞「お疲れ様です!頑張ってましたね!」

翔「ありがとう。昔から運は苦手だから頑張ってはいるけどなかなかね…」

舞「運が出來なくたって先輩は絵の才能があるんですから大丈夫ですよ!」

翔「才能って程じゃないけどね。まあありがとう」

舞「いえいえ」

桃「舞ー次2年の全員リレーだよー」

舞「あ、本當だ!じゃあ先輩また後で!」

翔「うん。頑張ってね」

舞「ありがとうございます!」

真弓「翔おかえりー」

翔「ただいま」

真弓「お、次は2年の全員リレーか」

翔「うん」

真弓「あ、舞ちゃんアンカーなんだね」

翔「舞ちゃん足早いしね」

真弓「確かに1000m走の時凄い早かったしね」

係「位置について、よーいドン!」

舞「頑張れー!」

翔「みんな早いな…」

真弓「本當ね」

翔「あ、拓夢くんだ。頑張れ拓夢くん!」

真弓「あー、舞ちゃんと同じクラスの実行委員か」

翔「そうそう。あ、桃ちゃんだ!」

真弓「桃ちゃん?」

翔「部の後輩の子」

真弓「へぇー」

翔「桃ちゃん!頑張れ!」

真弓「翔舞ちゃん以外にちゃん付けで呼んでる子いたんだ」

翔「うん」

真弓「あ、次舞ちゃんだ」

翔「頑張れ舞ちゃん!」

真弓「うわ早っ」

翔「あっという間に抜かしてくね」

真弓「4位から1位に上り詰めちゃったよ…」

翔「舞ちゃんって凄いんだね」

真弓「そうだね」

こうして時間は過ぎていき、3年のソーラン節で最後の種目となった。

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