《天界での僕は神様の旦那?》第二話 決斷の前に
「私の旦那にならないか?」
その言葉を聞いたのは、もう3日も前のことになるだろうか。僕は、あまりにも非日常的なことからすぐには答えを出すことはできずにいた。
「自分の考えがまとまるまで時間をくれませんか?」
と、現実から目を背けてしまった。
しかし、その日を境に神は仕事が忙しいのか、今私が寢泊まりしている神の部屋には帰ってきていない。
「なんかしさみしいな…」
などと小さく呟いたりしても誰もいないのだから答えてくれないのは當たり前である。
「なんだ?そんな悲しい顔して?」
突然、扉を開けて神がってきた。
何か持っているようだ。
「その持っているものはなんですか?」
「ん?これかこれは君の生きている時の備品だ」
「あっ確かに俺の使ってたスマホだ…」
「この3日間、これを取りに地上に行ってたから忙しくてこの部屋を開けてたんだ」
この前の、もしたことないのような可い姿を見た僕はこの仕事が出來るキャリアウーマンのような彼にしギャップをじつつ、その仕事っぷりに僕は心した。
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「私がこれを持ってきたのにはもちろん意味がある。
    まぁ察しのいい君だ。もう気づいているのだろ?」
その言葉に3日前の出來事が頭をよぎる…やばいどうしよう何も考えれていない。
正直、神の旦那なんて俺には荷が重すぎる、本當はとても斷りたい。
しかし、向こうから求められているうえに超という普通だったら絶対に斷らないオプション付きだ。しかし、これが人間であったらの話だ。
「正直まだ悩んでいて…」
「そっ…そうだな焦らせてしまって悪かったな」
「いえ、本當にすみません」
「だが、困ったことに君のこの先のことを決めるには、あと4日しかないんだ」
「俺は転生を待つ間ただぼ〜と過ごすのか神さまの旦那になってこの先転生を待つのかと言うことですよね」
「そうなるな、強要はしないが、正直、5年もの間何もないと言うのは苦痛でしかない。できれば、私の旦那になると言うのを選んでほしい」
「わかりました。しっかりと考えておきます…」
會話が終わると神は自分の仕事機に座り、俺の荷を取りに行っていた間に溜まっていた仕事に取り掛かり始めた。
「俺はどうすればいいのだろうか…はぁ」
そんなネガティブな発言やため息が多くなり始めた頃、神がフラフラしながら帰ってきた、何か、疲れ切っている。
「すまないが肩を貸してくれ」
いつもの凜々しい聲からは考えられないくらい弱々しいつぶやきのような言葉を発した。仕事で疲れ切っているのだろうか?思わず聲が出てしまった。
「だ…大丈夫ですか」
「ああ、君が気にするような事ではない。仕事をしたあとはどうしてもこうなってしまうのだ」
「あの、ご飯とお風呂も沸かしといたのでどうぞゆっくりしてください!と言っても僕の家じゃないんですが。」
「いや、ありがたいよ。じゃあご飯をいただこう」
「あの…お口に合えばいいんですが」
「うんとても味しいよ」
ドキッ…
こうゆう時の彼は本當に可い。普段の凜々しい姿やしい姿ではなく時おり見せる無邪気な笑顔が、僕のこの先を決めるのを迷わせている一因と言えるだろう。そう、僕はしづつではあるが、神に惹かれつつあった。
カチャと言う音で機のうえに箸が置かれたのがわかった。し考え事をしていたためしビクッとしたが、神には気づかれていないだろう。
「すまないが、浴場まで連れて行ってはくれないだろうか」
と彼が言うと僕は立ち上がりぎわに返事をした、
「はい!わかりました。」
なぜか、元気よく答えてしまった。
しかし、誰かに、助けを求められるなんて何年ぶりだろう。生きていた頃、會社では僕の部下にミスらしいミスをするものはおらず、僕は何もしないでいたことが多かった。だからなのか、今のこの狀況は嫌では無かった。
「ありがとう」
「出たら言ってください。また肩を貸しますので」
「助かるよ」
僕は、神の普段使っているベットを綺麗にし、それが終わると、心配だったのですぐさま風呂場に戻る。まだ、出てきていないようだ。
「出たぞ〜」
し元気になった聲で僕を呼ぶ神。
「は〜い、今行きます…」
「⁉︎」
「きゃあ!」
ガタンッ!僕は慌てて扉を閉めた。
「す、すみません。ってなんで服著てないんですか…」
僕は、慌てて締めたドアに背を向け喋った。
「すまん、もっと遠くにいると思っていたのだ…」
確かに、ベットを綺麗にしたり、ご飯の後片付けをしたりしてはいたが、心配になって來たらまさかこんなことになるなんて。しかも、あんな可い聲正直ずるい。
「も、もういいぞ」
「わ…わかりました」
肩は、貸したがその日はもうお互い目も合わせられずに寢ることになった。
ここはどこだろう?目が覚めると平原に僕はいた。空からは雪みたいなものが降ってきている。
「マシュマロ?なんで空からマシュマロが?って、やばいこのままだと埋もれる!」
そんなことに驚いていたのは束の間
「はっ!」
息が止まるかと思った瞬間目が覚めた。しかし、視界は闇のままである、何からかなものが俺の顔に押し當てられているのだろう…
「死ぬ…!」
俺は思わず、それを手でどけようとそれを摑んだ瞬間なにかを悟った。この、らかな、この弾力。俺はそれを頭の中で理解してから起きることにした。
しかし、
「いつまで私のをっているつもりだ?」
「ごっ、ごめんなさい!」
「まぁ悪いのは明らかに私なのだからしょうがない。しかし、まさかあそこまでとは…」
ガチャッ‼︎
「た、た、大変です!神様!」
急にってきた、神の部下が焦った面持ちで、神に連絡をしてきた。しかし、正直助かった、このままでは窒息死していただろう。
「今からいいところだったのになんのようだ?」
呑気にそんなこと言っている場合か。
「も、申し訳ありません。しかし、天界に侵者を確認しました!」
その言葉に、流石に呑気ではいられなくなった神が今までに僕には見せたことのないような形相を浮かべた。
第二話目です!
一話目同様、みなさんからのアドバイスや想を待ってます!
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