《天界での僕は神様の旦那?》第八話 悲しき記憶

「もう5時か」

「お!じゃあ、先輩お疲れ様でーす」

「おっと、俺も今日はもう上がるか」

「浩一先輩これからデートですか〜?」

「で、デートって俺だれとも付き合ってないしははっ」

そう実は俺らが付き合っているのは恵ちゃんが恥ずかしいらしく、実は緒にしていた。しかし、何故だか俺の後輩の子からはばれている。

「私はもう知ってるんでいいですよ」

「な、なんのことかな?」

「この前恵から聞きました」

「えっ?」

「あと、恵と先輩どっちもわかりやすすぎですよ〜」

「そっか、できれば緒にしといてしいんだけど」

「わかってますよ。まぁ、バレてると思いますけど」

「まぁ、みんなから聞かれたら言おうと思うよ」

「そうですか」

「じゃあ、先上がるね」

「了解で〜す」

そうか、みんなも気づいてたりするのか。って、やばい俺よりも恵ちゃんの方が先にいるんじゃないか?早くいかなければ。

「フゥ、まだ來てないか」

それから俺は、會社のロビーで10分くらい待ったところで恵ちゃんが來た。

「先輩、遅くなってすいません」

「大丈夫、俺も今來たところだから」

「仕事が思ったより片付かなくて」

「そういう時もあるさ、じゃあ行こっか」

「はい」

それから俺と恵ちゃんは歩いて祭りの會場に行った。ついた頃には、あとは花火を殘すだけとなっており客も屋臺のところには數を數えるほどしかいなかった。

「そういえば、前も私たちは場所取りできませんでしたね」

「そうだな」

「じゃあ今日も、あそこに行きますか」

「そうしようか」

俺と恵ちゃんは、前と同じように神社の裏に回って花火を見ていた。その時、俺は花火に集中することができずにいた、俺は今日何かを進展させようとしていたからかもしれない。

「あっ、あの」

「あのさ、」

二人ともちょうど話し出すタイミングが被った。

この時の、俺は心臓が破裂しそうなほどドキドキしていた。

「め、恵ちゃんからいいよ」

ドキドキしすぎて頭が真っ白で何を話そうか迷っていたから自分からはいえないなと思った俺は、先に恵ちゃんの話を聞くことにした。

「あの、私たちそろそろ付き合って2年経つじゃないですか。」

「そ、そうだね」

「もうし、進展してみませんか…///」

「恵ちゃんも、俺と一緒のこと思ってたのか」

「えっ、先輩もですか」

「俺こういうこと疎いから正直わかんないんだけど、しの間だけ目をつむってて」

「は、はい」

や、やばい、心臓が飛び出そうだ。

どどど、どうすればいいんだろうか、こういう時は。キスだよな普通は、でも、そんな勇気俺には。

そんなことを考えている時、恵ちゃんの、顔が真っ赤になっているのに気がついた。そっか、向こうも不安だろうな。

「じゃあ、いくよ」

とっさに出たその言葉は、恵ちゃんを安心させようとするためのものだった。

 

チュッ…

「えっ?」

俺も、驚いた何故自分はおでこなんかにキスをしているのだろうか。でも、理由は明白だ。自分の中の恥ずかしさがそうさせてしまった。

「ご、ごめんね。こんなんで、正直恥ずかしくて口には出來なかったんだ」

「いぇ、十分嬉しいです…」

「ど、どうしたの急に泣いて」

「自分でも、わがりまぜん」

「そっか、俺もなんでこんなに嬉しいかわかんないや」

そう言うと俺は、恵ちゃんをぎゅっと抱きしめた。

それから、數十分経ってようやく二人とも落ち著き、やっと普段と同じように會話ができるからいになった。

「二人とも、張してたんだね」

「わ、わたしだけ泣いてなんか恥ずかしいです」

「いやいや、俺は心臓が破裂するかと思ったよハハッ」

「ふふっ」

「浩一さん• •來年もまた來ましょうね」

「そうしよう恵ちゃん」

それから僕たちは祭り會場から恵ちゃんを家まで送る帰り道にいた。

「やっぱ、夏だけあって暑いな」

「そうですか?私はこれくらいがちょうどいいですけどね」

「俺、暑がりだからかな」

「私が、寒がりだからじゃないですか?」

こんなたわいもないことを喋りながら帰っている、俺たちの周りには、何人か祭りからの帰りの人たちがチラホラ見えた。

「あの子も、祭りの帰りですかね?」

「そうっぽいな」

「將來は、俺たちもああいう子がしいな」

「えっ!」

「あ、その口がった。き、聞かなかったことに」

「わ、私も、先輩なら」

まぁ、こんなことを話しているうちに私たちは大通りの差點に著いた。

「そういえば、あの子まだ前にいますね。」

「ここら辺ならまだあり得るんじゃないか」

「でも…」

次の瞬間、赤信號を渡る子供が見えた。そして、そこに走ってくる車も。

「危ないっ!」

自分はめいっぱいにんだ、でも気がつかない。そりゃ當たり前だ、迷子だったあの子が不安で泣いているのに聞こえるはずがなかった。

「恵ち…」

橫を見るとそこには恵ちゃんはおらず、またあの子のところを見た、俺の目の前で起こっている事を理解するのに、とても時間がかかった。

「えっ?恵ちゃん…」

「どうして…」

俺の、目の前に広がるのは、の海と泣きじゃくる子供の姿だけだった…

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