《本日は転ナリ。》38.ウォークラリー
「やばっ、朝飯っ!」
莉結は起きるなりそう言うと、私の目を見て「もう無くなっちゃってるかなぁ……」と瞳を潤わせた。
急いで支度をしてから食堂に行った私達は、疎らな生徒が殘る中、食事の並べられたテーブルへと足を進めた。沢山のが置かれたテーブルには、如何にも栄養面を考慮して作られたような料理ばかりが並び、その中でも、の前に置かれた料理名の印刷された札を見て分かるように酢豚や唐揚げなど料理ばかりが綺麗に無くなっている事が分かる。そんなを見る度に落膽の聲を上げる莉結を橫目に、私達は売れ殘った野菜中心の健康食みたいな朝食プレートを完させた。
そんな野菜ばかりの朝食も、食べてみればスーパーの惣菜なんて比にならない程に味しくて、見掛けと偏見だけで取られなかったこの料理がちょっと可そうになった。
食事を終えた生徒達は、一度部屋へと戻りジャージに著替えてから、しおりに書いてある荷を持って広場へと向かうことになっている。
これから行われるウォークラリーは、各グループ毎に決められたコースを回って、數箇所あるチェックポイントでの"お題"をクリアしていくというものだ。
広場に著くと、先生から簡単な説明をされて、予め決められていたメンバーに分かれた。と言ってもカレーを作った時の子メンバーなんだけど。
ほのかさんを先頭にウォークラリーをスタートすると、私達はガードレールに記された矢印看板を目印に進んでいく。
遠くに見える大きな山々の頂上付近には、砂糖のように真っ白な雪がトッピングされていて、それを見て"味しそうだよね"なんて下らない話をしながらもチェックポイントへと足を進めた。
「あっ、あそこが最初のチェックポイントの夫婦巖かぁ」
莉結の指先の方には大きな二つの巖が絶壁にそり出していた。分かりやすく言えば巖壁にできたコブのようなものだ。
「凄いねっ、なんでこんな大きいのに崩れないんだろ」
確かに凄いとは思うけど、今の私達にはその"ただの巖"の良さは分からない。一先ず夫婦巖の真下に到著すると、小さな機にメモが置いてあった。
もしも変わってしまうなら
第二の詩集です。
8 144みんなは天才になりたいですか?僕は普通でいいです
「何? なんか言いたそうな顔してるけど。」 「んー?? そう見えるのはアンタが何か言って欲しいからじゃないのか?」 「…………はあ?」 時にはぶつかる事もある。ちょっぴり甘酸っぱい、全速全力バスケ部ラブコメ!! ※なるべくルールが分からなくても楽しめるように工夫していきます ※バスケシーンが読みたいんだよ! って方は2章から読まれることをお勧めします
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