《右目を無くした年ののお話》自宅へ

「でさ、高校に上がってみたらなんと

アイツがいるじゃねぇか、運命だと思って

告白して─────フラれた」

勢いで話していた京極は途端に暗い顔をした

「一人で勝手に喋って

自分で傷つくの止めろよ鬱陶しい」

「だって、運命だと思わね!?

一目惚れした相手が同じ高校に進學するってよ」

また、テンションを元に戻し話始める

「勝手にそう思っとけよ」

面倒臭さが滲み出る返事をしながら歩いていると

「───っと、著いたぜここだ」

住宅街にある普通の一軒家

表札には『早坂』と、書いてあった

「そうか、ありがとう

もう帰って良いぞ」

「ここまで來て帰らせるの!?」

驚きの表を浮かべる京極

「だって、お前、気まずいだろ?」

と、言うと

「そ、それもそうか、いやしかし!」

謎の覚悟を決めている間に

ピンポーン

「あ、どうも、早坂さんと同じクラスの

咲宮と申します、ノートを屆けに參りました」

『はい、々お待ち下さい』

「はい」

「え、お前、そんなにすらすら話せんの?

いつも適當なのに」

京極が驚いた顔をしてこちらを見ている

「まぁ、最低限のルールは出來るつもりだが」

「マジかよ、意外としっかりしてんのな」

等と話していると

───ガチャッ

ドアが開いた

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