《右目を無くした年ののお話》育祭

育祭か~、めんどくせぇなぁ~」

京極がだらしなく機に突っ伏してぼやいている

それを見て早坂が

「そんなこと言っちゃダメだよ!

楽しみにしてる人だっているんだから」

と、注意するが

「楽しみにしてんのか?」

と、京極に聞かれると

「全然楽しみじゃないよ?」

當たり前のように答えた

「でも、京極は運神経良さそうじゃん

それなのに育祭嫌いなの?」

名代が訪ねると

「運できるってだけで、別に好きじゃねぇよ」

確かに春の測定の50メートル走でも

高タイムを出しクラスでも上位にっていた

「咲宮ぁお前は?」

「帰りたい」

聞かれたことに素直に答える

「まだ一つも授業終わってないから帰るなよ

じゃなくて、育祭だよ!」

「その日は日曜日だよな?」

京極に聞くと

「そうだな」

ならば答えは決まっているだろう

「日曜は休日、學校は休みだ」

サボる、の一択

「だよなぁ」

京極がめんどくさそうに答える

「いや、そんな『決まってるだろう』見たいな

顔して言わないでよ、京極も當然のように

れてるし」

名代が何か言ってるが気にしないでおく

『おーい!男子集まってくれ競技決めるぞ!』

「…育祭なんて」

思わず聲が溢れる

「ん?何か言ったか?」

京極が聞いてくるが

「何でもない」

    人が読んでいる<右目を無くした少年の戀のお話>
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